今日は透明度は悪いものの風をあまり感じずひょっとしたらシーイング良いかも!
と思わせる天気です。あいにくベランダからは真夜中を過ぎなければ土星は見えません。
念のため前出のジェット気流予想のページ(NCEP200)で確認すると関東地方は紫というより
真っ黒に塗りつぶされています。
仕事始めから夜更かしをするわけには行きませんので、NeatImageでノイズをとる練習を
することにしました。題材は散々使い古した先日の土星像です。
本当はもっと良い素材を使いたいのですが、いまはこれしかありません。
例によってregistaxを使い画像をコンポジットします。
wavelet変換は過剰処理を避け出来るだけ眼視のイメージを尊重します。
一番上の画像は3シーケンス(6分間 5400フレーム)より3100フレーム程度
をコンポジットした画像です。以前のものより若干滑らかな感じになったでしょうか?
その次は、1番目の画像処理に使った3100フレームのAVIファイルから1700
フレーム程度を選別して、NeatImageでノイズを低減してみたものです。
多少ボケた感じになりますが、当時のシーイングの悪さをこの方が反映している気がします。
そして最後は2番目の画像をPhotoshopで更にトーンカーブやカラーバランスの調整を
してみました。
このあたりは、各人の好みにより評価が分かれるところだと思いますが皆様はどの様な
画像処理がお好みでしょうか?
是非、画像をご覧になってアドバイスをお願いします。
いやー、画像処理って奥の深いものですね。天気の悪い日に過去の画像も再処理して
みようかしらん・・(^^)
2007年01月
今日は月末土曜出勤の日でした。
帰りがけに空を見上げると上弦を一日過ぎた月が雲から顔を出しています。
全体に薄雲がかかっていて時折大きな雲が通り過ぎますが、何とか撮影出来そうです。
そこでデジカメの望遠レンズでどこまで月が撮れるのか試してみることにしました。
と言いますのはKenkoTELEPLUSの中古をカメラ屋で見つけ思わず買ってしまったのです(^^;;
(1)EF55-200mm望遠の200mm+(古い)1.5倍TELEPLUS=300mm相当
画面全体に対する月の大きさはこの位です。(画像をクリックしてみてください)
(2)ちなみに(1)を月を中心にトリミング
何とかクレータが写っているようですが、詳細がつぶれています。
先日ご紹介した単眼鏡によるお気楽撮影と大差のない結果となってしまいました。
(画像をクリックしてみてください)
*実は、もっと良く撮れているコマがあったのですが、誤って削除してしまったのでした。
もう曇ってしまいましたので今度もう一度チャレンジしようと思います。
(3)ついでに40mmの組立望遠鏡にK20のアイピース(13.6倍)で撮った月です。
色収差をちょっと感じます。miniBORG風改造品ですが、光軸がズレているかも知れません(^^;;
(画像をクリックしてみてください)
望遠鏡をお持ちでない方でもちょっとした工夫で天体写真が撮れますよ!
今日の収穫は残念ながらあまりありませんでしたが、大体のイメージはつかめましたので、
今度ご覧いただくときはもう少しご期待ください。
**縮小画像がゆがんで表示されています。画像をクリックしてご確認願います(^^)
今日はあいにくの雨です。こういう時は、趣味の工作か画像処理と相場が決まっています。
今日は欲張って、フォーク式の経緯台をフォーク式の南天赤道儀にする工作をしながら
画像の整理をしていました。
今まで惑星の撮影はWEBカメラで撮った後Registaxで1シーケンスづつ処理していましたが、
お仲間の方から複数シーケンスの一括処理の仕方を教わりました。
なんと最初のSelectの所で複数のaviファイルを指定するだけというお手軽さでした(^^)
そこで先日撮った悪シーイングの土星画像3シーケンス分を再処理してみました。
まだまだ処理が未熟ですが、鏡筒の精度に助けられて多少は改善されたような気がします。
Registaxはまだまだしっかり理解していないのでこんどマニュアルでも読みますかな・・
ブログ開設からちょうど20日が経ちます。沢山の方にお越しいただき本当にありがとうございます。
毎日深夜まで起きていますので少々寝不足です(^^)
そこで今回は、ちょっと息抜きに遊びで作ったお手軽望遠デジカメのご紹介です。
Nikonのかなり前のデジカメcoolpix885です。
当時300万画素で3倍光学ズーム付きということで、天文ファンにも良く売れました。
露出はバルブが1分まで、ノイズリダクション機能も付いています。
軽量なので接眼部が貧弱な安物望遠鏡(こういうのも好きなんです!)でもお気軽に
コリメート撮影ができます。
ただもっとお気軽に月などを撮りたいと思い、レンズの先端にこれまた安物の単眼鏡(\1,500位)
を取り付けてみたらかなり拡大率が上がります。
そこでちょっと工作してみたのが写真のお手軽撮影システムです。
デジカメ単体よりもう少し拡大率が欲しい方はお試しになっては如何でしょうか?
このカメラで手持ちで撮った月です。ちょっとブレでます(^^;;
今日も午後から比較的良い天気に恵まれました。
たまたま外出する仕事でしたので、西に沈み行く月を追いかけるように急いで帰宅しました。
到着してみると月はあと10分位で隣家の屋根にかかって見えなくなってしまいますので、
あわててMiniBorgをベランダに持ち出し冬の寒々しい月を撮ってみました。
丁度カタリナ・キュリロス・テオフィルスの3連クレーターがこちらを向いています。
今回は時間が無かったので強拡大はしないで風景としての月を楽しみました。
(画像をクリックすると拡大されます)
ヨネヤンさんから前回の土星の色が黄色いというご指摘がありました。
シーイングの悪さばかりを気にしておりましたが、確かに元画像を見てもかなり黄色っぽく写っています。
WEBカメラの設定をいじった記憶はありませんが、今度撮るときに確認してみようと思います。
ただ従来からR200SSやGINJIなどニュートン反射とC9では同じ被写体でもかなり色が
異なりますので補正版の影響もあるかと思います。たまたま前回3シーケンス撮影しましたが、
3シーケンス目はまだ処理をしておりませんでしたので今回少し黄色を弱めて処理してみました。
相変わらず詳細感はまだまだですが、こちらのほうが自然の色に近いでしょうか?
皆様の鏡筒ではどのように写りますか?是非、コメントをお願いします。
昨夜はシリウスが瞬いていたのでシーイングは悪そうでしたが比較的天気は良さそうでした。
我が家は南西向きのベランダのため、土星が見えるのは午前3時半過ぎから隣家の屋根に隠れる
4時半頃の1時間が勝負です。今日は何としても撮影するぞと心に決め、12時頃ベッドにもぐり
込みました。4時前に目覚ましが鳴り、飛び起きて空を見ると薄雲はありますが何とか決行できそう
です。
急いで望遠鏡をセットしひとまず眼視で見てみると、時折土星から蒸気がでているかと見まごうばかり
の悪シーイングです。合焦操作を行ってもピントが脈動しどこがピークかわかりません。
アイピースを介した拡大撮影ではあまり良像が期待できないので2倍バーローだけで撮影することに
しました。約1800フレームのうち3/4を捨てて、残り1/4でスタックしたのがこの画像です。
私にとっては本年、月との接近以来の土星ですが、土星を狙ったものとしては初登場です。
まあ、雰囲気が写し撮れただけでよしとしようと思います。
(追記)もう1シーケンス処理してみましたが、ますます気流が悪くなってしまったようです(^^;;
(更に訂正)画像の時間が13時台となっておりますが、正しくは22日19時台ですね(^^;;
-9時間すべきところ、9時間足してしまいました。申しわけございません。
昨年末に訪れた函館のトラピスチヌ修道院です。
明治31年にフランスより派遣された8名の修道女が設立した日本初の女子修道院だそうです。
今でこそ非常に整備されたヨーロッパの公園のようですが、入植当初の生活は困難を極めたらしいです。
それでも祈りと自給自足の労働でこの自然の厳しさに耐えてきたのですからそのご苦労たるや想像を超えるものだったのではないかと思います。
昭和2年に再建されたという建物、本当に優しいまなざしの聖母マリア像、そしてサタンと戦う聖ミカエル像をご覧ください。私はクリスチャンではありませんが、なんとも神聖な気持ちにさせられました。
言葉は多くは必要ないでしょう。(クリックすると一部画像は大きくなります)
尚、タイトルはイエスの言葉です。(私には人を救う力はございません。ごめんなさい (^^;; )
当ブログにご訪問ただきまして有難うございます。
一日で100名もの方にお越しいただいて一体何があったの?
Blog初心者ですから、Kenkoという今では粗悪品イメージの方が強くなってしまったがオールドスコープとしては良いもの出していたメーカーに注目されたの??
ひょっとしたら荒しに合ってしまったのか??? と思わず心配してしまいました。
そしたら、ブログの天文学のカテゴリー1ページ目に当ブログ記事が掲載されていたからだとわかり一安心いたしました。
そんなわけで、早く最新の土星の写真でも掲載したいのですが、なかなか丁度良い時間に晴れてくれません。本来は月・惑星屋なのですが、この頃はちょっとした晴れ間を狙ってお手軽星野写真を撮ることのほうが多くなってしまいました。これは昨年の暮れに届いたばかりの一眼レフで試写したものです。
これはオリオン座の三ツ星の一番左側の2等星アルニタクとすぐ隣の散光星雲です。
70mmの短焦点アクロマート屈折、EOSKDX3分露出1枚の画像です。(一部トリミング)
無理やり画像処理をしていますので、粒子の荒れが目立ってしまいました(^^;;
Kenko TA-1250 これは昭和40年代の長焦点屈折です。
口径76.2mm FL=1250mm(F16.4)という典型的な長焦点屈折です。
当時、60mmの上は76mm、または77mmという3インチタイプが一般的でケンコー、アストロ、エイコーなどからそれぞれ似たような望遠鏡が提供されていました。タカハシやアストロには50mmの屈折もありましたから、望遠鏡もインチサイズが主流だったように思います。これらの赤道儀では、入門機のような黒いチリメン塗装ではなく艶あり塗装が施されておりそれだけでちょっとリッチな雰囲気を醸し出しておりました。
勿論、立派な木箱に入っており鏡筒と三脚が同時に収納できて持つとずっしりとした重みがあります。
もう一つの鏡筒はそれより大分後から発売されたケプラーKT-8500というものですが、品物は殆どTA-1250と同じで、赤道儀周りの目盛環などが違っているだけです。恐らくKenkoのOEM品と思われます。
どちらの鏡筒も流石に色収差を感じさせず今でも素晴らしくシャープな像を結んでくれます。
この頃の製品を見ると不思議と架台部などはメーカーが異なっても殆ど同じものが存在します。
恐らく、この業界には様々な部品の下請け分業ネットワークが形成されており相互に交流していたのではないかと思われます。なんとなく今の中国の望遠鏡業界も同じような環境になっているように思います。
13日撮影シリーズ オリオン座、大犬座に続く第3弾は双子座です。
ちょっと判りにくいですが、ポルックスとカストルの双子が頭を左にして寝ています。
下のオレンジがかったほうの星が弟のポルックスで、その上の白っぽい星がカストルです。
足元付近には淡い冬の天の川が広がっています。白飛びした画像を無理やり処理していますので
少し画面が汚いですが、微光星がたくさんちりばめられた様子がわかります。
本当はカストルの足元に散開星団M35があるのですが、残念ながら画角からはみ出してしまいました。
久々に少年の頃を思い出して、冬の星座めぐりをお届けしました。
デジタル時代になって星空ははるかに明るくなってしまって残念ですが、こと撮影に関してははるかに
簡単になったのをつくづく感じます。昔はフィルム1本撮って殆ど全部ダメなんて事が良くありました。
シュミット
- 今日:
- 昨日:
- 累計: