徒然なる星空めぐり

Yahooブログ閉鎖に伴い引っ越してきました。まだまだ良く分かりませんが気の向くままに星空をご紹介していきますのでどうぞよろしく!

2010年09月

再処理したアンドロメダ大星雲M31

もう一度処理してみましたが・・・
 
3d1b7be0.jpg

miniBORG60ED KenkoACNo3RD Canon EOS_KissX2(seo-sp2)
180se×4 300sec×2 composite        ISO1600   No Trimming
 
やっぱり3分と5分の6枚画像では淡い部分を出すのは限界がありますね。
マスク処理も途中で挫折してしまいました(^^ヾ
ダークとフラットももう一度やり直す必要がありそうです。
 
次の新月期の課題ですね~。

9月30日再々処理
 
62a6936e.jpg

皆様から頂いたアドバイスに基づき背景を少し持ち上げて
カラーバランスが悪かったところを見直しました。
今回はとりあえずこれで完成としますね。
 
BGM:George Benson - The Shadow Of Your Smile [Live '72]

今朝26日の木星と太陽黒点

先週は祝日が2日あり嬉しい週でしたが逆に稼働日が少なくお月見以外は
殆ど何もできずの忙しい一週間でした。
土曜出勤を終えて空を見上げると久しぶりの快晴です。
日付が変わる頃ようやく木星が見えましたので早速撮影しました。
 
26日になったばかりの木星
9a0ffec1.jpg

眼視ではそれほどシーイングが悪くないのですが撮影画像は川の流れのようです。
もう冬に近いシーイングです。処理を少しでも強くすると輪染みが目立ちます。
ほとんどwavelet処理も出来ないのでぼやけた画像となりました。
衛星エウロパが右側から木星表面を通過しようとしています。
 
その後しばらく撮影しましたが条件は悪くなるばかりで雲に邪魔されてしまいました。
この時月は上階の庇の上で煌々と輝いていていましたが撮影することは出来ませんでした。
 
こんなシーイングじゃダメよ~(^_^ヾ
 


26日昼の太陽
 
黒点がスマイルマークのように二つあるとの情報を得ました。
昼は久しぶりに快晴でしたのでベランダにミニボーグを出して早速撮影してみました。
1b06973f.jpg

クリックすると大きくなります(↑) 
 
いままで太陽活動が全く低調で観察してもつまらなかったのですが
ようやく連続観測が面白くなりそうな状況です。

左側の黒点群がなんだか今話題の尖閣諸島のように見えます。
政府にはもっと毅然たる態度をとってもらいたいと思うのは
私だけではないでしょう。

因みに今回はベランダに常時設置してあるこんな簡易赤道儀に同架して撮りました。
昔のVixen Newポラリス赤道儀です。後ろに見えるのが西側の視界を遮る隣家です。
7c138139.jpg

我が家の視界は南西を中心に東西30°南北30°程度しかありません。
ここを通らない天体は遠征でもしないと見られません。
 
今夜も木星を期待していたのですが、夕方から雲が湧いて来て
今はしとしと雨が降っています。
 


今日は長女の子供達が来て賑やかな1日となりました。
お土産はちょっと珍しいこんなものでした。
 

 
なんと子供の顔が包装紙になったチョコレートです。
スナップ写真をNETにアップして注文するとチョコレートの包装紙になって届くようです。
食べた後はマグネットとして使えるようですが、勿体なくて食べられません(^^ヾ
これでは親バカではなくてジジバカですね!(笑)
 
BGM:Never on Sunday(日曜日はだめよ)

20日の月

 
ただそこに佇み静かに輝いている・・・。
 
c37545b2.jpg


明日は中秋の名月。
お月見出来ると良いですね。
BGM:Clair de Lune by Claude Debussy

3週間ぶりの木星

この3連休、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
昼間の活動には申し分のない天気ですが、夜の活動家(!?)にとっては
このハッキリしない天気はなんとも鬱憤の溜まるものです。
 
すっきり晴れれば薄明までの時間を利用してどこかへ遠征をと考えていましたが
関東近辺で晴れたのは金曜から土曜の朝にかけてが最後になってしまいました。
GPVとにらめっこをしていると19日の夜半過ぎから雲が多少薄くなるようです。
そして・・・・・待つこと数時間!

僅かな雲の切れ目から久しぶりの木星とご対面です。
 
4bd1c556.jpg

 
左横の小さな星は木星から離れつつある衛星イオです。
何ら面白みのない位相ですが、そこは木星。じっくり見るとウネウネ模様が見えてきます。
SEB(南赤道縞)の復活はまだのようですが、淡い線が上下に2本見えています。
薄雲が通過しシーイングが今ひとつでしたので拡大率を少し落としました。

今回は今までToUcamで使えないのでお蔵入りしていたVISTAパソコンを使っての撮影です。
NPC900では問題なく動くようです。ソフトはToUcamのVLoungeがそのまま使えます。
逆にNPC900のソフトは天文用途としては非常に使いづらいです。
ようやくこれでノートPCのバックアップ体制が取れたのが収穫でしょうか。

 
それでは引き続き良い休日をお過ごしください。
 
BGM:Stardust‐Nat King Cole

南会津遠征記(7) 秋の赤い星雲

ようやく安アパートの片づけが終わりました。
19日の期限に間に合ってホッとしています。
その代り実家が望遠鏡のダンボールの山になってしまいました(^^ヾ
 
コメ返も訪問も遅れていますが、南会津で撮った最後の星雲をご紹介します。
どちらも非冷却カメラで高感度短時間露出で充分な画像処理が出来ませんでした。
 
ペルセウス座のハート星雲 IC1805
 
898386a3.jpg

 
2重星団のすぐ近くにある散光星雲です。
星が強調処理で目立ちすぎたので少しトリミングしてみました。
 
 
カシオペア座のパックマン NGC281
 
d26aaf33.jpg

 
これはもう少し長焦点で撮るべき星雲ですが、カシオペア座のαのすぐ隣にあるので
両方を入れて撮ってみました。横を向いた姿がパックマンに似ていますね。
こちらは余りにも小さかったのでトリミングしました。
 
 
3度目のケフェウス座 IC1396
 
e5240362.jpg

何度やっても難しい!!
 

露出不足の赤い星雲の処理は本当に難しいです。
星雲を出そうとすると微光星やノイズが目立ってしまいます。

画像処理がもう少し上手ければ何とかなるのでしょうがとりあえずのアップです。
大変長い間、南会津遠征シリーズにお付き合い頂き有難うございました。
 
 
ここはもう一度リベンジの対象ですね。
 
BGM:Autumn Leaves - Joe Pass

南会津遠征記(6)’ 燃える木 NGC2024

前回の画像があと僅かのところで”燃える木”星雲が入っていなかったので
最後の最後に3分4枚で燃える木を入れて撮り直しました。
薄明により一枚一枚の背景の明るさが違っているので苦労しました(^^ヾ

最初からこれを狙っていたのですが・・・・
 
 
e148cae5.jpg

miniBORG60ED   自作AcNo4RD Canon EOS_X2(seo-sp2) 180sec×4 ISO1600
3×3 ソフトビニング ノートリミング
 
左上の葉っぱのような星雲が”燃える木”星雲です。
馬頭星雲は露出不足でやや暗くなってしまいましたが一応これで仕上げとします。
 
次の新月期にはこの辺りを狙う方が
たくさんいらっしゃるでしょうね!

BGM:Kenny G - Remember

南会津遠征記(6)オリオン大星雲 M42

赤い星雲の処理に疲れてしまったので、順番を変更し
南会津で最後に撮った画像をご紹介します。
 
皆さん良くご存知のオリオン座にあるオリオン大星雲M42です。
 
撮影開始が午前3時を回ってしまい徐々に薄明が近づき月明かりの中での撮影です。
左上には三ツ星の一つアルニタクのすぐそばにある馬頭星雲IC434も入れてみました。
そのすぐ近くの燃える木星雲NGC2024も入れたつもりだったのですが入っていませんでした。
ライブビューの画面とCCDの画角の差に泣かされました。
 
Orion Nebula & Horsehead Nebula
オリオン大星雲(M42) と 馬頭星雲(IC434)
 
43afcbec.jpg

クリックすると拡大します(↑)
miniBORG60ED 自作AcNO4RD CanonEOS_KissX2(seo-sp2) 300min×4 ISO1600
 
燃える木を入れた構図で撮り直そうとしたら空がどんどん明るくなってしまいました。
そこで3分に縮めて撮った物は後日紹介させていただきます。
 


 
      宇宙の記事にちなんで・・・
こんな動画を見つけました♪
 
PV:Hubble Space Images with Richard Clayderman
 
もし宜しければ再生ボタンをクリックしてご覧ください。
クレイダーマンのピアノに合わせて宇宙が踊ります。

画像処理のやり直し

 
この土日は、訳あってブログも画像処理も全くできませんでした。
期限の迫る安アパートの引越し作業に汗だくになっていたのです。
 
皆さんの遠征結果の素晴しい画像を携帯から拝見するにつれ、
続きを出来るだけ早くアップしたくて雑な処理なっていた
自分の記事の画像がなんだか恥ずかしくなりました。
 
そこで今回は今までアップした画像のうち北アメリカ星雲
アンドロメダ大星雲をやり直してみました。
 
北アメリカ星雲とペリカン星雲
 
2b65f586.jpg

色がおかしかったのを修正し余りにノイズが酷い周辺部を一部トリミングしました。
 
 
アンドロメダ大星雲
 
746e26ed.jpg

こちらは5分の画像2枚を加重平均で加えました。
星の煩さを軽減するためにスターシャープの処理を加えました。
最後にデジタル現像で白飛びを抑えようとしたら上手く出来ませんでした。
これはもう一度じっくり最初から処理をするつもりです。
 
 
そんな訳で続きの画像処理はもうしばらくお待ち願います。
 
ご訪問・コメント遅れてすみません。
 

南会津遠征記(5) ケフェウス座の散光星雲

白鳥座の隣にある目立たない星座、ケフェウス座。
ここには淡いけれど直径が約3°もある大きな散光星雲IC1396があります。
左上の明るい星は望遠鏡で見るとずっと赤いので、W.ハーシェルがこの星を
ガーネットスター(ざくろ石)と名づけました。
星雲の内部には複雑な暗黒星雲が散在しているのが分かりますね。
 
ケフェウス座 IC1396
91117081.jpg

miniBORG60ED 自作AcNo4RD Canon EOS_KissX2(SEO-SP2) 300min×4 ISO1600
33%に縮小 ノートリミング
 
空の暗さに助けられて何とか淡い星雲を撮ることができました。
今回はSI6の処理がどうしても上手く出来なかったのでPSで現像処理を行っています。
ダークを引くと黒点ノイズが出てしまい上手く行きませんでした。
輝星の青ハロも目立ってしまい、処理の難しい対象ですね。
 
*こちらはT-Fixさんのアドバイスで「収差補正」を使って大人しめに処理してみました。
0f3407ad.jpg


 
それでは皆様どうぞ良い週末を~♪
 
BGM: You are the sunshine of my life Stevie Wonder

南会津遠征記(4) アンドロメダ大星雲 M31

これはもう説明のする必要もないほど有名な私たち銀河の兄弟アンドロメダ大星雲です。
これもミニボーグで一枚撮りするのに丁度よい対角約3°の対象ですね。
南会津では肉眼でも容易に確認できるのでアングル調整が楽でした。
 
地球から230万光年離れ、およそ1兆個の恒星があると言われています。
我々の銀河系(天の川銀河)の2倍以上もある大きな銀河です。
 
アンドロメダ大星雲 Andromeda Galaxy M31
 
aa76051a.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
miniBORG60ED AcNo4RD Canon EOS_Kissx2(SEO-sp2)
2×2ソフトビニング 180sec×4 ISO1600 ノートリミング
 
3分×4枚画像ですので、銀河周辺部の表現がまだ不十分ですね。
今回はこれに加えて5分の画像も撮影しましたが、他の撮影対象のご紹介が
遅くなるので組み合わせて最終画像にするのは後回しにさせて頂きます。
 
何しろこれでようやく半分です(^^ヾ
BGM:徳永英明 大宇宙
 
画像処理の追加
皆様のアドバイスに従い中心部を飽和させてみました。
33b546fd.jpg

5分画像をコンポジットする時に中心部の処理をしようと思ってましたがやはり不自然でしたね。
ご指摘の通り中心部を飽和させてみました。でもまた微光星がうるさくなってしまいました。
 
今度はいかがでしょうか?

Author

シュミット

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