徒然なる星空めぐり

Yahooブログ閉鎖に伴い引っ越してきました。まだまだ良く分かりませんが気の向くままに星空をご紹介していきますのでどうぞよろしく!

2012年01月

カノープス(Canopus):南極老人星

帰国早々、孫たちがおそらく修学旅行でGUAMに来ていた
生徒からインフルエンザを移されてしまったようです。
大雪と寒波の襲来に家族全員ダウンしてしまいました。
私も50肩で左手が上がらなくなってしまいました。

というわけで、
記事のアップがとても遅くなりましたがカノープスのご紹介です。


まずは上空天高く輝くオリオン座です。
e94ba56f.jpg

CanonEOS_KissX5 SIGMA DC MACRO 17-70mm 34mm F5 30sec ISO800固定撮影
ホテル最上階の庇をかすめて通り過ぎます。
 
67f8c9a2.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
CanonEOS_KissX5 SIGMA DC MACRO 17-70mm 17mm F5 30sec ISO800固定撮影
 

そしてシリウスとカノープスの位置関係です。
 
420283a0.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
CanonEOS_KissX5 SIGMA DC MACRO 17-70mm 17mm F5 30sec ISO800固定撮影

街灯りとカノープス
 
f38b0791.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
CanonEOS_KissX5 SIGMA DC MACRO 17-70mm 17mm F5 30sec ISO800固定撮影
南中前で20°以上の高度があります。
多少の雲があっても白く力強く輝いています。
 

GUAMの夜景
 
cd1668e2.jpg

街灯りはありますが、過剰なネオンサインなどは見当たりません。
 

カノープスの由来
 
赤緯-52°40'にあるため、日本からは滅多に見ることが出来ない。
関東以南の地域で良く晴れた日に一時的に見えることがあり、
それを狙ってわざわざ遠征に出かける人もいる。
視等級は-0.72等もあり、太陽を除くと全天でシリウスについで
2番目に明るい恒星である。
日本からは大気の影響で明るさが大幅に減衰され赤い淡い光を
放っているように見える。
緯度が同様の中国ではこの赤い星を南極老人星と呼び神格化されている。
日本では七福神の福禄寿と寿老人のモデルだと言われる。
 
このためこの星を見たものは長寿になるという伝説も生まれた。
因みにオーストラリアのメルボルンでは年中沈まない周極星となるため
メルボルンを初め南半球の人はきっと皆長寿に違いない!(笑)
 
BGM:Chamorro Music - JJ Concepcion  
 

南の島より帰還しました。

一週間のご無沙汰です(^^ヾ
 
 
18日より22日まで、休暇を取ってGUAMに出かけてきました。
もちろん孫を連れた大人数の家族サービスが目的です。
昼に成田を出発し3時間半でGUAMに到着しました
 
お出迎えはご覧のような見事な夕暮れの景色でした。
6ce94315.jpg

 
a3db6d10.jpg

 
 
最初の3日間は暑くもなく寒くもなく最高の天気に恵まれました。
 
174adcde.jpg

 
3e880b36.jpg

 
どこを観光するのでもなく毎日ホテルに付属する
大きなプールで遊ぶのが日課となりました。
 
3afbdd3d.jpg

 
 
プールのすぐ隣には珊瑚で出来た白い砂浜の
静かな海が広がっています。 
85ffcdd7.jpg

 
女性陣は毎日ショッピングセンターにお出かけです。
自分用の土産を買ったり、婿殿の土産を選んだりして
時間は幾らあっても足りないようです。(写真はありません。)
 
3日目の午後にスコールがありましたが、
その後には綺麗な虹がかかりました。
95f2427a.jpg

 
帰国前夜はお約束のディナーショーです(*^^)v
a805f7e6.jpg

 
6f6862e8.jpg

 
 
もちろん私はしっかりカノープスを見てきましたよ。
これで10年は長生きできるかも!?
 
その写真は処理を終えてからアップしますので
どうぞお楽しみに♪
 
 
それにしても凄い雪です。
明日は足元に十分お気をつけください。
 
BGM:Chamorro Music - gonna miss you girl
 

FlatAide Ver2による画像処理

アップされたので早速使ってみました。
 
まず前回の馬頭星雲とオリオン大星雲で試して見ました。
 
 
馬頭星雲と燃える木
 
51fb0990.jpg

クリックすると拡大します(↑)
フラットになったので背景を少し持ち上げることが出来ました。
 

 
オリオン大星雲
 
e7ce1728.jpg

クリックすると拡大します(↑)
こちらは周辺部を少し持ち上げて見ました。
円形のゴースト対策はまだ出来ていません。
 
 
パラメーターの設定がいい加減で、仕上げには程遠い出来ですが、
非常に簡単にシェーディング補正をしてくれる素晴らしいソフトです。
 
ぴんたんさん、いつも有難うございます。
 
興味のある方は上のリンクからぴんたんさんの
ブログを訪問してください。
週末まで不在になるのでコメント無しで失礼します。

育樹広場遠征記:番外編 ノーマルの勾玉付近

今日は帰宅途中に沿線の人身事故で
足止めを食い帰宅が遅くなりました。
 
色々と事情はあるのでしょうが大勢の人に迷惑をかける行為は
謹んで頂きたいと思います。
 
折角星見をしようと思ったのに出来ません。
 
育樹広場遠征の時にノーマルEOSで撮った
勾玉付近の画像です。
 
GP赤道儀につけていたX2をCAPRIに付け替えたので
こちらに普段風景に使っているEOS_7Dを付けて
カメラレンズで勾玉を撮影してみました。
 
f08297ac.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
2011/12/25 03:34(JST)
CanonEOS_7D(Normal) EF70-200F4L 135mm F4  300secX4 ISO1600
  
やはり改造カメラほど色が出ませんが、
何とか勾玉が辛うじて写りました。
 
何より5分ノータッチでもそれ程星が流れなくなったのが収穫でした。
 
 
ステラナビゲーターVer9による画像マッピング
ae6cdee4.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
アリ型とカメラが干渉してアングルがこんなに狂っていました(^^ヾ
 
これに気を良くして200mmノータッチでマルカリアンの銀河鎖を
狙いましたが、人間勘ピュータが狂い導入に失敗しました。
その画像はまたこんな時に記事にさせて頂きます。
 
そんな訳で番外編の簡単な記事で失礼しました。

9日の太陽・金星そして満月

この3連休皆様どのようにお過ごしになられましたか?
私は例によって天文三昧でした。
しかし普通の
天文三昧ではなく用具や備品の整備と整理整頓が殆どでした。
鏡筒とガイド鏡の方向を合わせたり、新しいPCのセットアップ
をしたり、備品が散在していたのを種類別に整理しました。
例のベランダ手摺の木製架台も強化が終わり
何とか実践に使えるようになりました。
 
隣家の屋根に迫る木星
これ木星(↓)です!
c31199bb.jpg

 2012/1/9 21:04 ETX125 Canon EOS_KissX5


そんな訳で、9日にようやく本当の天文三昧となりました。
 
まずは9日の太陽です。
 
e5473a48.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
割合大きな黒点が現れています。
このオレンジ色のフィルターはやはり眼視用ということで
写真にするとどうもコントラストが下がってしまうのが難点ですね。
 


そして次は夕暮れ時に西の空で輝く
一番星の金星です。
 
b0597fc9.jpg


シーイングが悪くて形を写すので精一杯でした。
ピントの山も殆ど全く掴めませんでした。
これからだんだん三日月に近づくにつれてどんどん大きくなります。
 



そして今夜の満月
 
35d182b1.jpg

 
クリックすると大きくなります(↑)
 
我が家のベランダからでは真夜中過ぎないと撮れないので
裏側にカメラレンズを持ち出して昇りはじめた月を撮りました。
そんな訳で小さくてやや赤みの強い月になりました。
 
バリは雨季で満月(Purnama)が見られないんだそうです。
ちょっと小さいけどChikaさんこれでチャージして下さいね♪
 
 
その後、一番上の画像のように木星を撮影しましたが、
今日は本当にシーイングが悪くて成果は上の写真になりそうです(^^ヾ
BGM:♫♥LOBO - I'D LOVE YOU TO WANT ME♫♥

育樹広場遠征記(5)しし座の系外銀河 NGC2903,M65,M66,NGC3628

そろそろ遠征記も終盤にさしかかりました。
オリオン大星雲から始まり徐々に東の空に対象を移すと
そこにはもう春の星空が拡がっています。

春といえばまずこのしし座から始めるのが定石でしょう。
 
まずは獅子の鼻先のλ(アルテリフ,4.5等)のわずか1.5度
真南にある長径10分ほどの系外銀河NGC2903です。
非常にダイナミックな渦巻型で宇宙にぽっかり浮かんでいます。
しかし約500mmの焦点距離ではこんなに小さくなってしまいます。
 
系外銀河NGC2903
 
8a63483f.jpg

CAPRI80ED BORG7887 Canon EOS_KissX5 ノートリミング画像
 
 
そこでこの銀河と、左隣の小さな銀河まで入れて
中心部をトリミングしてみました。
 
ebfbfd26.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
元画像の50%縮小画像をトリミング
 
こうすると銀河の南北に伸びる腕の様子まで良く見えてきます。
前にご紹介した大熊座のM109と並んで私のとても好きな銀河です。
 
 
こちらもAstroNoteで整理しました。
 
e98eea2f.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
 

 
 
そして、しし座と言えばやっぱり後ろ足のθ星近くにあるこのトリオ銀河が有名ですね。
 
M65,M66,NGC3628
 
dda63a87.jpg

こちらも銀河を中心に少しトリミングしてあります。
 
右側の形の整った銀河がM65、左側のやや不規則な渦巻きがM66
そして上に載っている中央に暗黒帯の走った銀河がNGC3628です。
 
 
こちらも拡大してみました。
0f716916.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
8センチの小鏡筒、20分露出にしては良く写ったと思います。
 
 
こちらもAstroNoteで整理しました。
 
324971c7.jpg

 
ようやくこれで新改造EOS_KissX5のファーストショットは終了です。
このカメラは輝星が入るとゴーストが発生しますが、
極度に明るい星さえなければかなり良く写るカメラだと思います。

長期間にわたり画像にお付き合い頂き
有難うございました。
BGM:Ryuichi Sakamoto-Energy Flow
 
 

育樹広場遠征記(4) M101、IC2177

正月休みも残り僅かとなりました。
休み中に処理した画像をようやくアップします。
 
 
回転花火銀河M101
 
ここは8月に超新星が出現し話題となりましたが、なかなか撮影する
チャンスがなくて諦めていました。ところが11月下旬にadonoanさんが
見事に撮影されて、「まだ明るいですよ~」
とのことでしたので薄明までの僅かな時間に無理やり撮影しました。
午前5時半からでも撮影できるのは冬の遠征ならではですね~。
 
910c1f53.jpg

 8センチの小鏡筒で撮ったので中心部をトリミングしました。
 
 
大きい画像はこちらです。
 
7c4ce37f.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
 
 
撮影データはいつものAstroNoteに付けさせてもらいました。
4b8c6187.jpg

                                     クリックすると大きくなります(↑)
 
昨年の2月にR200SSで撮影したものがありましたので
縮尺をだいたい合わせて比べて見ました。
矢印のところに新しい星が誕生しているのが確認出来ました。
 
f90010c9.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
何とか撮影出来てよかったです。
 


 
うみがめ星雲 IC2177
 
タイトルにおや?と思われましたか?
通称はわし星雲ですが、仲間内ではある方の素晴らしいイラスト
の影響で海亀と呼ばれるようになりました。
こちらはX5のオリオン大星雲に続く二つ目の対象です。
 
d26670a8.jpg

 
 
大きい画像はこちらをクリック!
 
b4ded2b4.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
 
 
例によって画像の整理はAstroNoteを活用させていただきます。
1b778ffe.jpg

 クリックすると大きくなります(↑)
 
赤道儀2台をフル稼働させると質はともかく
数だけはたくさん撮れますね~。
画像処理はもうしばらく続きそうです(^^ヾ
 
 

大晦日の木星と昨夜の月

改めまして明けましておめでとうございます♪
東京の年末年始は元旦を除いて好天に恵まれています。
元旦に地元の神社に初詣をすませ、昼は両母親に挨拶に出向き
昨日は孫たちに囲まれて賑やかな正月を過せました。
 
大晦日の木星
もう年越しになってしまいましたが、大晦日に久しぶりに
木星の大赤斑が正面を向きましたので撮影しました。
だいぶ西に傾いたこの時間が我が家の主砲の撮影タイムです。
小刻みな気流の揺れに加えて、極軸が合っていないために
こまめにコントローラーを動かしたせいで画像が若干南北にぶれて
しまいましたが久々に捉えた大赤斑なのでそのまま記事にしました。
大赤斑の右側が複雑な模様に変化しています。
 
画像の右下をクリックすると元画像のサイズになります。
 
c696151e.jpg

 
92075d33.jpg

 
8779f70a.jpg

 
午後9時半すぎには隣家の屋根に隠れてしまいます。
さすがにシーイング極端に悪化します。
しかし大赤斑の夕暮れなので何とかゲットしました。
7f3d913e.jpg

 

お遊びで作ったアニメです。
 

木星はたったの1時間でこれだけ自転します。
大赤斑の移動が何とかわかりますね。

 


2日の月
 
ベランダ木製天文台も何とか使えるように増強しました。
昨夜はこれにETX125を載せて比較的早い時間から木星を
撮影しました。シーイングは更に酷くなっていましたが、
大赤斑の東側を捉えることが出来ました。
画像処理がまだなので記事はもうしばらくお待ちください。
撮影を終えて横を見ると上弦を1日過ぎた月が明るく輝いていました。
月はいつものjpeg1枚お手軽ショットです。
 
13111212.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
 
この撮影でjpegにするから星を撮影するときに
戻し忘れてしまうんですよね(^^ヾ
 
それでは引き続き良いお正月を~♪
 
 

新年のご挨拶♪

 2012年 
明けましておめでとうございます♪
 
旧年中はたくさんのご訪問・コメントを頂き誠に有難うございました。
3月11日の大震災とそれに続く余震や各地で起こる天変地異、
それに加えて福島原発の放射能問題と、昨年はいまだかつて
経験したことのない激動の1年でした。
こうして健やかに新年を迎えられたことが奇跡かも知れません。
新月期には必ず天気が崩れることもあって、あまり十分に星見も
出来ませんでしたがほぼ毎月空振り覚悟で遠征に出かけました。
 
このアルバムは昨年1年間に撮った主な天文イベントを
netのPictureTrailでスライドにしたものです。
お正月の箸休めのひと時をどうぞごゆっくりとお楽しみください。

 
今年も”徒然なる星空めぐり”を
どうぞ宜しくお願いします♪
今年が皆様にとって素晴しい年と
なりますようお祈り申し上げます
 
BGM:Smooth Piano Jazz

Author

シュミット

ギャラリー
  • しし座の二つのトリオ銀河 Leo Triplett
  • しし座の二つのトリオ銀河 Leo Triplett
  • 梅雨の合間の木星
  • 近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星
  • 近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星
  • 近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星
  • 近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星
  • 近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星
  • 近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

読者登録
LINE読者登録QRコード
記事検索
アーカイブ
  • ライブドアブログ