徒然なる星空めぐり

Yahooブログ閉鎖に伴い引っ越してきました。まだまだ良く分かりませんが気の向くままに星空をご紹介していきますのでどうぞよろしく!

2012年02月

東京も大雪

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だいぶ積もりました。
これで週末の遠征も難しくなりました(>_<)

8センチ屈折によるM81,M82

昼間は雲ひとつない快晴だったのに帰宅したらどん曇りです。
まあ天気予報どおりなんですけどね・・・。
 
そこでまた年末に撮った画像の再処理をしてみました。
今回は大熊座のM81,M82です。
本来なら大きな鏡筒でディテールに迫りたいところですが
8センチのCAPRI80EDで撮影したものを一部トリミングして
少し大きな鏡筒で撮ったような感じに仕上げました。
 
4186734e.jpg

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M101回転花火銀河の再処理

先週は体調を壊し折角の新月期を棒に振りました。
リベンジを期した今週末も小雨交じりの曇天です。
 
そこで、昨年の2月に撮ったM101回転花火銀河をぴんたんさんの
バージョンアップされたばかりのFlat Aideを使って再処理しました。
 
 
これは三浦で撮影した元画像です。
 
7983a3ce.jpg

三浦の北天は横須賀や横浜の街明かりでカブリが酷く
背景を暗くして誤魔化していました。

こちらがぴんたんさんの
Flat Aideを使って再処理した画像です。
 
afdf8195.jpg

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まだ処理の下手さで細かな部分で気になる点はありますが、
背景がフラットになると処理が本当にし易くなります。
光害地での撮影の画像処理には手放せないツールになりそうです。
 
ぴんたんさんやヨネヤンさんにアドバイス頂いて
もう少し強調してみました。
 
c36b09da.jpg

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元画像は8枚コンポジット、今回は4枚コンポジットです。
淡い部分の表現はやや物足りませんが銀河の色が出てきました。
 
 
BGM:Clair de Lune - Debussy

シーズン終盤、19日の木星

折角の新月期に入りましたがあいにく天気は下り坂です。
こんな時はWebの星空を眺めて見るのも良いでしょう。
 
国立天文台の「今日のこよみ」のページから「今日のほしぞら」
をクリックすると日本各地のその日の星空が見られます。
 
9cc387f8.jpg

国立天文台HPより クリックすると大きくなります(↑)
 
もう木星がだいぶ西に傾いてシーズンもいよいよ終盤です。
これからは休日でないと撮影は困難になりました。
しかも日の入りもだいぶ遅くなって来ましたから、
日暮前から撮影を始めないと良像は期待出来ないでしょう。
 
この日は隣家の屋根に隠れる寸前でしたので、
望遠鏡にwebカメラをそのまま付けて
 
去り行く木星を見送りました。
 
58c93a72.jpg

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衛星が3つも集まって丁度エウロパが木星表面を通過する所でした。
あと何回撮影できるかな!?
 
 
今シーズンも
木星よ、ありがとう~☆
 
 I Will always Love Jupiter!
Whitney Houstonさんのご冥福をお祈りします♪
 
BGM:Whitney Houston - I Will Always Love You  
Movie from "Body Guard"
 

19日早朝の火星

ちょっと風邪をひいてしまいブログもサボってしまいました。
 
昨日は快晴に恵まれました。
本来なら昼から仕度をして格好の遠征日和となったのですが、
生憎昼間に法事があり、おまけに普段遠征に使っている
ノートPCが壊れてしまい出かけることが出来ませんでした。
どうやっても電源が入らずお手上げです。
 
仕方がないので急遽Windows7のPCをXPモードにして
ソフトをインストールしたのですがToUCAMは
どうやってもカメラを認識してくれませんでした。
結局カメラを認識してくれるSPC900NCの出番となりました。
このカメラはシャッター速度が表示されないのが欠点です。
その後で次回遠征に向けて屈折鏡の光軸調整などの準備をしました。

きっと皆さん遠征に出かけて成果を挙げられているんだろうなと
思いながら先日光軸を調整したC8で火星を撮影しました。
時折吹く強風に加え、上空はジェット気流が吹き荒れて画像は
川の底の物を見ているような感じでしたが、何とか撮影出来ました。
 
午前1時の火星

この時間は主砲C11では高度が高すぎて撮影することが出来ません。
そのために準備したC8がこんな時に役に立ってくれました。
光軸をしっかり調整したので本来の性能を発揮することが出来ました。

北極冠が明るく輝き、東から大シルチスがこちらに向くところです。
西側には白雲も発生しているように見えます。
このシーイングでこれだけ写せれば光学系としては合格だと思います。
      C8使いの皆さんも是非頑張って火星を狙いましょう!
 
 
火星くるくるによる同じ時間の火星
 

この画像で地形の参照をしています。
右下の図は内側の地球がすぐ外側の火星に追いつき追い越そうとしているところです。
これも回るからどんどん地球が火星が近づくのが良く分かります。
これは安いソフトですが、くるくる回っているのを見ているだけでも楽しいです。
 
 

午前1時半の火星

木星と違って火星の自転は遅いので30分でもそれ程大きな変化はありません。
更に大シルチスがこちらに向いてきました。

しかしこの頃から雲が南西からやってきてだんだん拡がって来ました。
この後シーイングもどんどん悪くなり、遂には雲で覆われてしまったので
C11による撮影やC8を使った土星の撮影は出来ませんでした。
 
今、この記事を作っている時にかなり大きな地震がありました。
震源地はどの辺りでしょうか?
大きな被害のないことを願います。
 
 

2月の空

今月に入って全く天候が不順です。
しかも天気が良いときは気流が悪いです。
そんな訳で2月の空のご案内が
すっかり遅くなりました。

9日の赤い月の出
 
20219774.jpg

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b5a7c346.jpg

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久しぶりに晴れたので慌てて会社を飛び出しました。
帰宅直後階段を昇り、コンデジでパチリ!
しかしこの後すぐに雲に隠れてしまいました。
 

今月一般の方に最もなじみがあるのは、
下旬の月と金星と木星の天体ショーです。
25日には三日月が金星に近づき、26日に追い越し、
27日には木星に接近します。
夕暮れ直後に西の空で一番目立つのが金星です。
 
2/26 18:15の西の空
f5e74ced.jpg

クリックすると大きくなります(↑) 
詳しい情報はこちらから(↓)
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2012/201202/0225/index-j.shtml
晴れていたら是非この天体ショーをご覧になってください。
 
マニアの方には何と言っても彗星と火星の接近です。
 
【1】ギャラッド彗星
ギャラッド彗星(C/2009 P1)が見頃を迎えています。
空が十分暗ければ双眼鏡で容易に見つけることが出来るでしょう。
 
ffd731ed.jpg

AstroArtsのHPより
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ほぼ一晩中見えていますのでこの期間中に何とか
狙いたいと思います。関連ページはこちらです。
http://www.astroarts.co.jp/special/c2009p1/index-j.shtml
 
【2】中旬に金星と天王星が大接近
夕方西の空に明るく輝く宵の明星が金星です。
その左上にやはり明るく輝いているのが木星です。
その金星のすぐ近くには天王星が見られます。
肉眼で見るのは困難ですが、望遠鏡なら容易に見つけられるでしょう。
高倍率で撮影できればスターサファイアのような姿を
見せてくれるかも知れません。
でもきっとシーイングが悪くてなかなかそんな風には撮影出来ないでしょうね。
 
【3】火星の接近
来月5日の衝に向けてどんどん地球に近づきつつあります。
しかし今回は小接近ということで数年前の大接近時の
約半分程度の大きさにしかなりません。
261a4972.jpg

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視直径13.9"で今見えている木星の直径の3分の1程度です。
それでも2年ぶりの接近ですから何とかチャンスを捉えて
良い画像をゲットしたいと思います。

それ以外の主な天文現象は次の通りです。
 8日 満月(前の記事でご紹介)
15日 下弦
22日 新月
25日 三日月が金星と並ぶ
26日 西の空に金星、月、木星が並ぶ
27日 月と木星が接近
 
BGM:Angel In The Sky -----Taro Hakase
 
北海道、東北や北陸でも天文現象が見られますように・・・♪

9日のほぼ満月+オマケの画像

本来なら8日の朝が満月でした。
晴れ間を待っていたら日付が変わってしまいました(^^ヾ
気が付くと月はベランダの庇のはるか上に輝いてます。
 
f91e9bd1.jpg

 
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2012/2/9 1:22 miniBORG60ED CanonEOS_7D Tv:1/400sec ISO100
 
身を乗り出してミニボーグでのスナップショットです。
 
こんな月でもチャージ出来るかな!?
 

 
 ここはどこ?私は誰?
62914a6c.jpg

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2011/12/25 4:42AM  Canon EOS_7D(Normal) EF70-200 F4L 200mm 300sec ISO1600 
 
育樹記念広場で昨年末に撮った最後の画像です。
マルカリアンの銀河鎖を撮ったつもりが、
勘が狂い、やや外してしまったようです(^^ヾ
おとめ座の銀河がたくさん写っています。
ポタ赤でノータッチ200mm5分の1枚画像です。
ここがどこだか分かる方是非教えてください。
 
e6462084.jpg

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中心付近のトリミング画像。 はすべて銀河です。

2/10追記
 
分かりました♪
ヨネヤンさん有難うございました(*^^)v 
3d9e088c.jpg

ヨネヤンさんのご指摘でようやく銀河の特定が出来ました。
マルカリアンの銀河鎖(おとめ座銀河団:画像中央上端)の南側でした。
ようやく悩みが解決して気分がスッキリしました。
 
BGM:Fly Me to the Moon・・・Ybarra Music and Mariposa Media Presents
 

3日の木星と4日早朝の火星

立春とはいえ日本列島全体が寒波に覆われ、
東北、北陸を始め日本海側は記録的な大雪に見舞われました。
皆様の所はいかがでしょうか?
どうか今後の状況に十分ご注意の上、これ以上被害に
遭われないことを心よりお祈り申し上げます。
 
東京は晴天が続いていますが、月も大きくなって来ましたし、
惑星屋には辛い酷い気流の状態が続いています。
それでも金曜日は久しぶりに少し早めに帰れましたので、
隣家に隠れる寸前に木星を撮影することが出来ました。
3日の木星
 
83716090.jpg

 
丁度大赤斑が西に沈むところでした。
 
 
462340a1.jpg

 
 
 
気流が悪くて詳細が殆ど分かりません。
北赤道縞(NEB)が極端に細くなって来ています。
今度の動向が大いに気になりますが、
木星のシーズンはそろそろ終わりに近づきました。
 
 


4日未明の火星
 
木星同様、今年の火星は高度が高く撮影に非常な困難を伴います。
南中を過ぎて高度が50度を切るころからがベランダ撮影可能となります。
しかしその時の鏡筒はイナバウワー状態です。
そしてしばらくすると鏡筒が手摺に当るので反転させます。
ところが反転させてしばらくすると隣家の屋根にかかってしまいます。
結局撮影可能時間は正味1時間程度しかありません。
それがこんな真夜中だと平日の撮影はとても困難です。
 そんなわけで今着々と秘策を練っているところです。
どんな秘策かは出来次第ご報告します。
 
こちらも焦点が合っているのかいないのか分からないような気流の状態
でしたが、久しぶりに翌日が休みだったため夜更かしをして狙いました。
 
2b9a6e3e.jpg

右側は池村氏のシミュレーション画像です。
 
アキダリアの海や太陽湖が見える位相ですが、
ぼんやりとした模様が見えただけです。
あと一月で最接近となるので少しでも良い気流に出会いたいものです。
 
 
それでは皆様、どうぞ良い週末を~♪
 
BGM:Friday Night Fantacy

Author

シュミット

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