徒然なる星空めぐり

Yahooブログ閉鎖に伴い引っ越してきました。まだまだ良く分かりませんが気の向くままに星空をご紹介していきますのでどうぞよろしく!

2013年04月

GWは筍パーティー&筍堀り

GW前半の満月期は例によって
絶好の行楽日和でした。
例年この時期と言えば天文ブログ仲間の
hideサン宅でのタケノコパーティーで決まりです。
今年も早速お邪魔させて頂きました。

午後6時頃にお邪魔するとホストのhideサンを中心に奥様、ヤギさんご夫妻、
adonoanさんご夫妻、そしていーぐるさんもいらしてまさに宴もたけなわでした。
少しあとからクリオネさんヨネヤンさんも駆けつけられて
総勢10名で大変楽しい時を過ごさせて頂きました。
 


庭で様々な筍料理に加えてジンギスカン料理を食べながら、
昇って来る土星をmeadeの25センチで迎え撃ちます。
私は月が昇る前の寸暇を利用して持参したナノトラッカーでしし座を狙います。
42c9401a.jpg

我が家ではしたくても出来ないニワトリ!120秒露出 ISO400

実はこのナノトラはジャンクの経緯台の三脚に分度器を取り付けて
据えつけて5秒で撮影開始を目指したのですが、
思いの外バランスが悪くて設定に苦労しました。
(帰ってから更に改良を加えましたのでまた別の記事でご紹介しようと思います。)

しばらく料理を堪能した後は居間に入って天文談義、音楽談義の始まります。
料理の主役は北海道から直送された捕れたばかりの毛ガニです。
47ff4593.jpg

 
しばし毛ガニと格闘してからhideサン自慢のギターの弾き語りを楽しませて
頂きました。ビートルズからスプートニクス、そして歌謡曲に至るまで
hideサンのギターの腕は相当のものです。
懐かしい時代の音楽談義に皆で花が咲きました。
(一緒に歌っていて写真を撮り忘れてしまいました。)
 
夜も更けて夜半が近づく頃、ドームで土星の観望会となりました。

 
シーイングが悪すぎて撮影は出来ませんでしたがモニターに写る土星は
大きくて迫力がありました。そうこうしているうちに、月も昇り始めたので
hideサン自慢のFC125で代わる代わる迫力の月を眺めました。
 
2e5c007c.jpg

 
下に降りて更に宴は続きます。
パール君もすっかり打ち解けた様子で談義に加わります。

 
宴会は延々と続き午前3時頃お開きとなりました。
 


そして翌日はいよいよ筍堀りです。

今年はやや不作とのことでしたが、私はラッキーにも5本掘ることが
出来ました。ちょっと育ちすぎてしまったものはご愛嬌です。

最後の6本目は入り口のすぐ近くで見つけてヨネヤンさんに掘って頂いたものです。 
 
全員の採れた分を合わせるとこの通り。
かなりの収穫となり、奥様に1本づつ新聞紙で包んで頂き、
皆で山分けして解散となりました。
 

 
hideサン、奥様今回も大変お世話になりました。
今回はadonoanさんと奥様、そしていーぐるさんも
ご参加頂いて大変楽しい時を過ごさせて頂きました。
また次回もよろしくお願いします(^^)/

23日早朝の土星

日曜日にイッシーさんが頑張って見事な土星を撮られたので、
私も月曜の晩に期待していました。

しかしなかなか薄雲が晴れないうちに日付が変わってしまいました。
平日のこの時間は翌日がかなりキツイのですが、イッシーさんに
「撮れる時に撮るように」と言った手前、頑張るしかありません(^^;
 
上空はさざ波のような気流の乱れはありますが、
ピントが合わないほど悪くはありません。
透明度がもう少し高ければゲインを下げて撮影出来るのですが、
透明度が悪いのでややざらついた画像になってしまいました。
 
23日早朝の土星
 
d7354437.jpg

 

 
他の画像もありますが多忙につき1枚だけのアップです。
これからしばらく天気が悪そうなので、とりあえず
「撮れる時には撮る」
が実践出来て良かったです(^^)/
 
  【画像追加】
 
9bc4e760.jpg

 
上の拡大画像の少し前に40mmの延長筒を付けないで撮影したものです。この程度の拡大率の方が詳細が分かってシャープに見えますね。
 
BGM:Tom Jobim - Garota de Ipanema (The girl from Ipanema)

18日早朝の土星と本日の上弦の月

ようやく夜半には土星が南中するようになりました。
 
昨夜(本日早朝)は、低空は突風が吹き荒れていましたが
上空は先日よりも若干シーイングが良さそうでした。
今夜半では曇ってしまいそうなので無理やり土星を撮りました。
 
18日早朝の土星
 
99fceeb8.jpg

 
風で土星が視野の中を暴れまわるので酷い画像を
眼視選別してスタックしました。
衝が近づき環が明るさを増しているようです(ハイリゲインシャイン現象)
 
 
時折風が収まるので思い切って延長筒を付けて
更に強拡大も試してみました。
 
a4a416a3.jpg

 
薄雲があるせいか抜けが悪く、透明度が低いです。
やはりここまでの強拡大に耐えるシーイングではなかったようです。
 
今年の土星は南中高度が低いのでシーイングには苦労しそうですが、
それでも我が家のベランダから撮影出来るので
チャンスが来ればもう少し良いショットが期待できるでしょう。
 


 
 
そして本日は上弦の月
 
今日もかなり強風が吹き荒れているので、お手軽に
ガイド鏡に使っているサイトロンの屈折での1枚撮りです。
 
34543fe7.jpg

 
なんだか適当ですが久しぶりに月を撮った気がします。
週末晴れて欲しいけれど、どうやら期待出来ませんね~。
 
BGM:MOON AND THE STARS - EARL KLUGH 
 

雲に滲むバンビの首飾り

やんごとなき事情
 

やんごとなき4月1日生まれ 長女の長男
 
により土曜日の富士見高原に参加することが出来ませんでした。
それでも孫たちが寝静まった午後11時に自宅を抜け出しました。
本当は富士見高原に行きたかったのですが、皆さんのお邪魔になる
こと確実ですし、出来れば明け方のパンスターズ彗星も見たいので
北東の開けているガリバーに出かけました。
GPVのお告げによれば午前4時過ぎまで雲量0。
1つだけでも撮れれば御の字との算段です。
ところが現地に午前1時過ぎに到着して見るとかなり雲が出ています。
特に海からの雲が早めにやって来たのか南天は半分が雲に覆われています。

こんなはずではなかったと後悔しつつ機材の設定をしたら
撮影開始が午前3時になってしまいました。
狙いは『バンビの首飾り』
露出8分 ISO1600で8枚にセットし撮影開始です。
ところが薄明開始がほぼ午前3時半なんですね。
後半の4枚は露出オーバーで全く使えませんでした。
 
a1074832.jpg

2013/4/14 03:06-
GINJI150FN BarderMPCCMkⅢ CanonEOS_KissX5(新改造) Tv:480sec×4 ISO1600PSCS5にてRAW現像 SI6.5にてcomposite PSCS5にて調整、1/5Resized
 
しかも薄雲に邪魔され撮れた画像はどう頑張っても
雲と霧に滲んだ画像しか得られませんでした。
ファインダーガイド鏡はグラフが良かったのですがまたしても
ガイドは不調で星が肥大してしまいました。
一方懸案だったパンスターズ彗星も薄明開始時間の確認を怠ったために
準備が遅れ、しかも北天まで回ってしまった雲に邪魔され
見ることが出来ませんでした。残念!!
 
成果もなくがっかりして帰って来てから、ちょっと仮眠をして
またもややんごとなき事情で井の頭公園に出かけました。
 

やんごとなき長女の長女
公園の遊具で遊び、
 
7ca6d401.jpg

リスを観察して
 
f48d2a2a.jpg

春の草花を見て長かった日曜日が終わりました。
 


シーイングメロメロの土星
 
そんなわけで今月末に衝を迎える土星が、ようやく我が家のベランダから
撮影できるようになったので昨夜、薄雲を通して無理やり撮影しました。
地上はほぼ無風なのに画像は時折とんでもなく乱れ、薄雲の通過で
見えなくなります。やはりシーイングはメロメロです。
環が開いてだいぶ明るさも増してきましたが雲には敵いません。
 
0cf7b047.jpg

 
こちらもただ撮っただけになってしまったので、
何とかリベンジしないといけませんね。
 
 
↑輪っかのマークをクリック
PV:Mt.Fuji and Comet PanSTARRS(富士山とパンスターズ彗星) KAGAYASTUDIO

4月の空

先月はパンスターズ彗星一色となった感がありましたが、
夕暮れの薄明の中で彗星を探すのに一苦労された方も多いでしょう。
 
69bf7380.jpg

 
実はこれからが普通の明るい彗星として夜明け前に撮影し易くなるのです。
特に今月中旬以降は、カシオペア座近くの天の川を移動する様子が
カメラレンズでも捉え易くなります。
何しろ周極星といって一晩中見えているので
晴れてさえいればいつでも撮影のチャンスが訪れます。
明け方は特に高度も30°近くまで上がるので北~北東の空を双眼鏡で
じっくりと眺めれば見つかるかも知れません。

 
3c58d474.jpg

AstroArtsHPより
 
 
 
さて4月の星空です。
 
賑やかだった冬の星座が西に傾き、南天にはしし座が頭を右に向けて
空高く昇っています。後ろ足の付け根にはトリオ銀河があり
その中のM65には先月超新星が発見されました。
まだ明るさを保っているので、遠征の際に撮影をしておくのも良いでしょう。
 
 
003a731d.jpg

AstroArtsHPより
 
惑星では木星に変わっててんびん座にいる土星が今月末に衝を迎えます。
そして夜半には夏の主役、さそり座が昇って来ます。
夏の濃い天の川も天気さえよければ十分に楽しめる季節の到来です。
いて座付近の天の川
b5c8cc15.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2012/4/29 2:02-
Canon EOS_KissX5(新改造) EF70-200mm F4L 70mm F4
Tv:300sce×4 ISO800 PSCS5にてRaw現像、画像処理 25%Resized
 

それでは、その他の今月の天文現象をご紹介しましょう。
10日 新月
14日 月齢3.7の月と木星が接近
18日 上弦
22日 こと座流星群(出現期間16日~25日)が極大
   明るい月がありますが、この数日で月を避ければ大火球が見られるかも!?
26日 満月
   西日本以西では月没間近に部分月食(月没帯食)が見られます。
28日 月の距離が最近(36万2268km 視直径33.0')
29日 土星がてんびん座で衝
 
 
BGM:Heart String - Earl Klugh

シーズン最後の木星

春の嵐が過ぎ去って晴れ間は出ましたが
強風の吹き荒れた1日でした。
足早に流れる雲を通して何とか木星を探し出しました。
 
5c5072b8.jpg

 
午後7時には隣家の屋上手摺の隙間からの撮影になりました。
平日に撮影するのは困難なので、
これが今シーズン最後の木星になるでしょう。
シーズン最後の画像も強風と悪シーイングで
ただ撮っただけといった感じになってしまいました。
 
思えば今シーズンは木星の高度の高さに悩まされ続けました。
一番良い南中前後はどうやっても鏡筒を向けられず、だいぶ西に
傾いてから沈むまでのほんの僅かな時間に撮影するしかありま
せんでした。この状態はあと数年間続きそうですが、こればかりは
与えられた条件の中で耐え忍ぶしかありません。
 
それでも木星さん、
今シーズンもありがとう。
来シーズンも宜しくお願いします。
 
BGM:Gustav Holst - The Planets - Jupiter, the Bringer of Jollity

さそり座のアンタレス付近

17日のガリバー遠征で撮った画像処理がようやく終わりました。
さそり座の頭部から心臓部のアンタレスまで
70mmのカメラレンズで狙いました。
 
4a7dad9d.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2013/3/17 03:55-04:36
CanonEOS_KissX2(SEO-SP2) EF70-200mm F4L 70mm F4 Tv:300secX8  ISO1600
PSCS5にてRAW現像 SI6.5にてcomposite PSCS5にて最終調整 1/3Resized
VixenGP赤道儀 ノータッチガイド
 
全天1のカラフルタウンという割にはちょっと物足りない感じですが、
時期尚早でしたし、午前4時からの撮影では露出不足も止むをえません。
そんな訳で無理な強調を抑えて極力自然な感じに見えるように仕上げました。
最近不安定な天気が続いてるので、その前に撮れて良かったです。
シーズンを迎えたらじっくり撮ってみたいと思います。
 
 
この日曜日は猛烈な低気圧の通過が予想されています。
皆様十分にお気を付け下さい。
 
BGM:Jazz Piano Masterpieces 
 

M95,M96の再処理

体調の関係で処理が途中になってしまいましたが、
ようやく回復したので
しし座の系外銀河M95,M96の再処理をしてみました。

前回の記事では超新星の話題が主体でしたが、16日から17日の
遠征では実はこれを主体にして撮影したつもりです。
 
2fbf050f.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
2013/3/17 0:21-3:04
 VixenR200SS BarderMPCC MkⅢ CanonES_KissX5(新改造)600secX16 ISO1600
 PSCS5にてRAW現像 SI6.5にてcomposite PSCS5にて各種画像処理 33%Resizeの上トリミング

やはりどうしてもT-Fixさんのような素晴らしい画像にはなりませんが、
今の私の力量ではこの画像で一応の仕上げとしたいと思います。
 
系外銀河のデータ
M95(NGC3351)
種別:棒渦巻銀河
赤経 (RA, α)  10h44.0m (J2000.0)
赤緯 (Dec, δ) +11° 42' (J2000.0)
距離      3800万 光年
視等級     9.7
視直径     7'x5'
直径      8万光年
 
M96(NGC3368)
種別:棒渦巻銀河
赤経 (RA, α)  10h46.8m (J2000.0)
赤緯 (Dec, δ) +11° 49' (J2000.0)
距離      2650万 光年
視等級     9.2
視直径     7'x5'
直径      9万光年

 
BGM:Starlit Sky of Mt.Fuji & Lake Yamanaka Ⅱ

Author

シュミット

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