徒然なる星空めぐり

Yahooブログ閉鎖に伴い引っ越してきました。まだまだ良く分かりませんが気の向くままに星空をご紹介していきますのでどうぞよろしく!

2013年05月

26日の土星

昨日は月明りと薄雲のせいで空が明るく
星は一つも見えませんでした。
しかし24日の気流があまりにも酷かったので、
何とか土星を撮影しようと双眼鏡で見つけ出しました。
気流は相変わらず良くなくて画像がゆらゆら揺れていましたが
24日よりは少しはマシになりました。
しかし観測という意味では詳しい様子は分かりませんでした。
 
26日の土星
 
034e9c46.jpg

クリックすると元画像サイズになります(↑) 
 
本日、九州、四国、中国地方は早くも梅雨入りしたそうです。
関東は例年では来月の8日頃らしいのですが、
もう少し早くなるかもしれません。
何とかあと1日か2日遅れて欲しいものです。
または梅雨入りしても来月の新月期だけは晴れて欲しいです。
 

24日の土星、25日の満月とそのお遊び!

11時過ぎから土星を撮りましたが、
あまりにもシーイングが悪かったので
 
73daf19c.jpg

真冬のシーイングに逆戻り!良像のみを選別して処理
 
機材の調整を兼ねて月と戯れてしまいました。
 
 
 
日付が変わってほぼ満月♪
 
31f97cb1.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2013/5/25 0:14(JST)
GINJI150FN BarderMPCC MkⅢ Canon EOS7D Tv:1/320sec ISO100

 
遊んだ画像は後程追加します。

モザイク遊び 
 
ペンギン君に土星を撮ったモノクロカメラを付けて9枚撮りだけで
1枚に纏められるかという遊びをしました。
 
449674ad.jpg

 
 
さぁて、どうでしょうか?
 
e92d7e71.jpg

何とかギリギリつながりました(^^)/
 
caec08d0.jpg

 クリックすると拡大します(↑)
 
写りの点からみても解像度の点から見ても
全く意味のないお遊びですが成功です!
 
 
BGM:fuzjko hemming 「月の光」
 
 
天気はあまり芳しくありませんが、
皆様どうぞ良い週末を~♪
 

5月~6月の空

この書庫の更新がすっかり遅くなりました。
5月はあと1週間しかありません。
本日月と土星が接近しているのですが生憎、雲が邪魔して見られません。
25日が満月です。
日没直後の西の空に水、木、金星が毎日少しずつ位置を変えて見られます。
金星が一番明るいのでそれを目印にして探して見ましょう。
場所取りを考えてカメラレンズで3惑星を収めてみるのも面白いでしょう。
 
89e53525.gif

AstroArts HPより
 


 
6月の空

bdb73e4a.jpg

AstroArts HPより
 
6月は入梅と重なりなかなか綺麗な星空が見られないかも知れません。
でも梅雨の晴れ間は概してシーイングが良いので土星撮影のチャンスです。
快心のショットが撮れると良いですね。
 
9日が新月ですからその前後が晴れてくれれば絶好の遠征日和になるでしょう。
夜が一番短い季節(21日 夏至)ですが、何とかさそり座やいて座、
たて座辺りを狙ってみたいですね。
b94bb989.jpg

富士見高原で試写した1枚撮り切りのM20  クリックすると拡大します(↑)
2013/5/6 3:07 GINJI150FN BarderMPCC MkⅢ CanonEOS_KISSX5(新改造)
Tv:360sec ISO1600 1Shot PSCS5にてRAW現像の上、最終処理&1/5にresize

 
そして23日の満月はスーパームーンです。いつもより1割以上
大きな月な見られます。満月を撮影されたことのある方は
同じ鏡筒やレンズで撮ったものと比べて見てください。
 1日 下弦
 9日 新月
11日 入梅(太陽黄経80°)
17日 上弦
20日 木星が合、金星と水星の最接近
21日 夏至
23日 満月(スーパームーン 35万6991km)
30日 下弦
 
BGM:Earl Klugh - Laughter In The Rain ~medley

22日の土星

撮りたての土星です
 
b9a20f37.jpg

 クリックすると元画像サイズ(↑)
 
ずっと天気が悪くて機材のメンテナンスばかりしていました。
今日は久しぶりの晴れ間が見えたのに星が全く見えないほどの春霞でした。
霞が薄くなったところで双眼鏡で探して何とか土星を撮りました。
カラー画像は1/4秒という露出で、1分半で360枚しか撮れません。
当然解像度は望むべくもありませんが、300枚を無理やり使い処理しました。
 
今日スピカとならんでいた月が
明日は土星と並びます。
a44240d1.jpg

23日午後9時半の南の空  ステラナビゲーターで作成   クリックすると拡大します(↑)
 
シッカリと晴れて両方撮影出来ると良いですね。
 
村治佳織/亜麻色の髪の乙女 
 

17日の月と土星

昨日は昼はまさに五月晴れの素晴らしい天気でした。
 
 
しかし夜は西から雲が出てくるGPV予報で落ち着きません。
唯一北茨城辺りが天気に恵まれそうですが
仕事を終えて出かける体力がありません。
 
夜になると予報通り西から雲が流れてきますが思ったよりは少ない感じです。
夕飯前の曇らないうちにほぼ上弦の月を
ガイド鏡にしているサイトロンの小屈折でパチリ!
月齢7.4の月
bf4fd098.jpg

クリックすると拡大します(↑)
空にぽっかり浮かんでいる様子です。
そう言えば月齢7~8というと例の月面Xが見られるはず。
上の画像をピクセル等倍で拡大すると画面にちゃんと写ってました。
 
月面のX
ac6d3ea5.jpg

クリックすると拡大します(↑)
 


 
遠征出来なかったのは残念ですが、今まで何度も
雲に泣かされた土星なら撮れそうということで
鏡筒をC9に変えて土星に向かいます。
 
17日の土星
 
4ea80bd6.jpg

クリックすると元画像のサイズになります(↑)
 
上空のシーイングは小さな揺らぎはありますが、それほど悪くありません。
ただ低空の薄雲の影響で透明度がかなり低く拡大率が稼げません。
カラーのDFKは7.5fps 1/8秒でゲインをかなり上げています。
 
雲の通過で何シーケンスか没画像を量産しましたが、日付が変わって
ようやく透明度が少し改善しました。
 
f43d75c3.jpg

クリックすると元画像のサイズになります(↑)
 
こちらはカラーのDFKのゲインを下げることが出来ました。
衝を過ぎて環の右下に本体の影が見えて来ました。
赤道付近に白斑らしき模様が見られるようですね。
 
この週末は機材のメンテでもしましょうかね。
それでは皆様どうぞ良い週末を~♪
 
時間のある方は、ポールモーリアのメドレーをどうぞ~!!
BGM:Paul Mauriat - This guys in love with you

富士見遠征顛末記(2)M63:ひまわり銀河 Sunflower Galaxy

ナノトラの悲劇については
まだ心の整理も対応策も出来ていないので次回に延期です(^^;
 
ペンギン君の光軸の確認を終えても、まだ南天がすっきりと
晴れてはいなかったのでそちらはナノトラに任せて、
 
元気な頃のナノトラで撮ったさそり座付近
 
9dcba69c.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2013/5/5 23:33-
CanonEOS_KissX2(SEO-SP2) SIGMA 17-70mm F2.8 MACRO DG 18mm
TV:180secX4 ISO1600
PSCS5にてRAW現像、SI6.5にてコンポジット&最終調整&25%resize
 
この日は南東方向の光害カブリが酷かったです。
これでも元画像よりかなり補正して暗くしているんですよ。
 アイちゃん流ごちゃっぺ処理で前の画像を再処理してみました。
 
北天のりょうけん座にあるひまわり銀河を狙いました。
ピクセル等倍で見るとどうも周辺部は星が歪んでいてまだ調整が必要なようです。
でも一応それらしい姿が撮れたのでご紹介します。

 
M63:ひまわり銀河 Sunflower Galaxy
bc3af053.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2013/5/5 23:18-
GIMJI150FN BarderMPCC MkⅢ CanonEOS_KissX5(新改造)
TV:600secX8 ISO1600
RAP2にてダーク処理、PSCS5にてRAW現像、SI6.5にてコンポジット&最終調整&25%resize
 
 
中心部は比較的星像もまともなので思い切って
2倍に拡大してトリミングして見ました。
b3d3859b.jpg

クリックすると拡大します(↑)
 
銀河の色彩は十分には出ていませんが暗黒帯も何とか写ってくれました。
もっと枚数を重ねれば画像も滑らかになり色彩も出てきそうな感じです。
 
BGM:Bob James & Earl Klugh - Where I Wander
 
ナノトラの悲劇の記事、書くのやめようかな(^^;

富士見高原遠征顛末記(1)  M106 M8

今回の遠征では準備万端で臨んだはずでしたが
様々なトラブルが続出しました。
まずはペンギン君側で発生したトラブルとその顛末です。
 
(1)ガイド鏡のトラブル
まず始めにガイド鏡を傷つけないようにレバー式のアリ溝にしたのですが、
きつくて入りません。思い切り差し込んだらタキさんだったかな?
「主鏡とガイド鏡の向きが違ってますね~。」
曇天の中でしたので遠くの林を見てみますとかなりずれています。
そこでアリ溝のボルトの遊びを利用して少しでも近づくようにしました。
結局何とか騙し騙し撮影を終えて撤収しようと思ったら、
今度は外せなくなりました。
モカのパパさん、ビスタさんに手伝って頂いてようやく外すことが出来ました。
 
以前のアクロマートのガイド鏡では入ったのに何故でしょう?
 
16898748.jpg


鏡筒についているアリ型の幅や角度が微妙に違うのかも知れません。
いっそのこと鏡筒のアリ型を削ってしまおうか?とも思いましたが、
帰ってから各部を計測したら原因が分かりました。
何とアリ溝の前後の寸法が0.3mm違うのです。
最小限の工作で済むようにアリ溝の前側を削ったら
da129508.jpg

 
ようやく入るようになりました。
0c2fc128.jpg

 
これで主鏡とガイド鏡の光軸も合ってくれると良いのですが
それはまだ確認していません(汗) 
 
(2)SS2000PCの電源が入らない
午後6時過ぎに到着してから午後10時頃までは曇りだったので、
のんびりと赤道儀を組み立てていました。
北の空が晴れて来たのでそろそろ極軸合わせをと思い
極軸照明を付けようとしたら点灯しません。
おかしいな?バッテリーはフル充電してきたはず。
ソケットの断線かな?
ハンディドライヤーで確認するとちゃんと電気が来ています。
そうなるとSS2000PCの電源コードが怪しいです。
車内に戻ってコードを確認すると、一方の電源ターミナルが
半田付けの部分で切れていました。
6801d9a1.jpg

さすがに半田やペンチは持ち合わせていないので、
これには万事休すかと思われました。
応急処置でターミナルの穴に電線をこよって差し込んでみたら
何とか通電が確認出来ました。
そこでここは動かないように厳重にテープを巻いて
何とか持たせて撮影が出来ました。
 
帰って来てから半田は使わずきちんとターミナルをカシメて修理しました。
3cf0201c.jpg

 
ペンギン君の光軸には接眼部の補強をしたにも関わらず今回も泣かされました。
鏡筒の直立方向でピッタリ光軸を合わせても90°回転させると狂ってしまいます。
しかも鏡筒バンドや鏡筒の真円度が悪くてバンドを緩めても鏡筒が回転しません。
結局筒外焦点の長さが悪さをしてしまうんですね。結局モカのパパさんの
言われた通り現地で再度光軸を合わせることになりました。
でもカメラを付けて光軸を合わせる訳ではないので結局追い込めませんでした。
しかもピント合わせと撮像確認のためのEOS UTILITYが何度やってもPCがフリーズして使えません。
それ以外にも初めて遠征に連れて行ったナノトラ君が風には思い切り弱くて
悲惨な結果となりましたが、それらのことは顛末記(2)に書こうと思います。
 
ともかくこんなことで皆さん集まって楽しげに歓談されているのを
横目に見ながらとりあえず何とか撮ったものがこちらです。
 
M106~NGC4217
 
実は今回でM106を撮るのは3回目ですが、RUKUさんのところで
拝見した隣のNGC4217が周りの星の配列や色が綺麗で
どうしても入れて撮りたかったのです。周辺の星像が流れているのは
光軸やスケアリングの追い込みが足りないためでしょう。
ダークも現地では3枚しか撮れず、自宅に帰ってからの冷蔵庫ダーク
では更に酷い結果になったので、背景ムラを抑えるために
強調はあまりかけられませんでした。
 
80fe0a2f.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2013/5/6 1:34-
GINJI150FN BarderMPCC MkⅡ CanonEOS-KissX5(新改造)Tv:480secX8 ISO1600
RAP2にてダーク、PSCS5にてRAW現像、SI6,5にてコンポジット、PSCS5にて最終処理&25%に縮小
でもこれが撮れただけでも坊主にならずに済んで良かったです。
 
 
M8(干潟星雲)
こちらは薄明が始まり月が昇り始めてから最後に撮った画像です。
3月20の遠征にも撮影したのですが、その時はR200SSだったので
ペンギン君ではどうなるか試してみました。
74073dc1.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2013/5/6 3:14-
GINJI150FN BarderMPCC MkⅡ CanonEOS-KissX5(新改造)Tv:300secX4 ISO1600
RAP2にてダーク、PSCS5にてRAW現像、SI6,5にてコンポジット、PSCS5にて最終処理&25%に縮小
 
本当はじっくり撮るつもりだったのですが、
今回は5分4枚と、又しても速攻撮影になってしまいました。
しかも帰って来てから思い出したのですが
本当はバンビの首飾りをリベンジするはずだったんですよね(^^;
 
BGM:George Benson playing "Lately"

9日の土星

遠征報告がまだ途中ですが、
今週最後のチャンスと思い土星を撮影しました。
 
今日も絶えず薄雲が通過し、極めて透明度の悪い空でした。
しかし上空の気流は今までで一番安定していました。
 
71923e1a.jpg

 オリジナルサイズはここをクリック(↑)
 
数シーケンスセットで撮影しましたが、時折雲が薄くなる時を
待って最後に拡大率を上げて撮りました。
とりあえず一枚だけ速攻でアップします。
 
10日追記
 
L画像、RGB画像そしてこの二つで仕上げた画像を追加します。 
81055cc9.jpg

いつもこの位見えると土星撮影も楽しいですね。
 
BGM:MOON AND THE STARS - EARL KLUGH
 

5月6日早朝のパンスターズ彗星

今回の遠征では本当に色々なことがあったのですが、
話すと長くなるのでとりあえず帰還報告した
パンスターズ彗星を仕上げましたので記事をアップします。
 
d4ccbdfd.jpg

2013/05/06 03:18-
Canon EOS_KissX2 EF70-200mm F4L 200mm 120secX4 ISO1600
急遽組み立てたVixenGP赤道儀 ノータッチガイド
PSCS5にてRAW現像、SI6.5にてコンポジット、PITにて流れ補正、FLAT Aideその他
PSCS5にてゴジャッペ処理←わかる人にしかわからない処理(^^; の上トリミング&リサイズ
 
星が酷いことになっていたので、ぴんたんさんのソフトのお力を借りました。
 
 モノクロ反転画像
3505ede1.jpg

 
 
先ほどまで土星を撮影していましたが
透明度がむちゃくちゃ悪くで疲労困憊です。

富士見よりただいま戻りました。

031d7b4d.jpg

 
今回の遠征は大盛況でした。
モカのパパさん、いーぐるさん、ビスタさん、おっちゃんさん、
ATSUJIRODESUさんご夫妻、Addict2525さん、タキさん、ラッキーさん
コウイチさん、こう@ベサメさん、その他大勢の方抜けがありましてすみません。
 
しかし歓談の輪に入れないほど色々なことが起こりました。
その話はおいおい画像とともにお話します(^^;
 
fd315a93.jpg

クリックすると拡大します(↑)
 ナノトラで撮ったサソリ座周辺 東南方向は意外に明るい。
 
非常にラッキーだったのは、行も帰りも渋滞に巻き込まれなかったことです。
行も帰りも片道160kmの道のりを法定速度を守って(^^)2時間弱でした。
 
もう一つはみずがめ座η流星群が極大を迎え
たくさんの流れ星が見られたことです。
 
きっととりぷるあいさんは晴れていればガリバーで
火球男の面目躍如といったところではないでしょうか!?
細い月が昇り始め撤収をしている時にまるでフラッシュを焚いたような
大火球が見られました。火球痕もしばらくの間、雲のようにたなびいてました。
 
そして最後は無理やりポタ赤で手動導入してカシオペア座の
パンスターズ彗星を捉えました。
一度はNGC7822とのツーショットが撮れたのですが、
a27d47b2.jpg

 
勘違いして動かしてしまい、辛うじて撮った2枚を即席に合成しました。
a6d7726c.jpg

 彗星核基準   ←ウソです。 流れてます(^^;

上の画像をモノクロ反転すると尾が凄い角度で広がっています。
b84a3b3b.jpg

 
こうして仮眠をする間もなく働きづめの遠征は久しぶりでした。
ご一緒してくださった皆さん、ありがとうございました。
また次回もよろしくお願いします。

Author

シュミット

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