この日はまるで初夏を思わせるような暖かい1日でした。
明日からは天気が下り坂と言うことで、
上空には薄雲が広がっていました。
しかし午後10時頃に大赤斑が南中するので、これは
チャンスと思い帰宅後すぐに木星の撮影準備に入りました。
丁度その時間の我が家のベランダ特設天文台の
撮影風景はこんな感じです。
赤道儀から鏡筒まですべてベランダ手摺の外側です。
撮影姿勢も鏡筒位置もアクロバチック!!
身を乗り出して木星を視野に入れるだけでも一苦労です(笑)
しかもご覧の通りカメラは手摺の外側ギリギリです。
でもその苦労が少し報われました。
低空は薄雲で木星がゆらゆら揺れていますが、
上空のジェット気流はかなり穏やかなようです。
やはり大赤斑が正面に見えると木星らしいですね。
こうなってくると少し欲が出て更に拡大したくなります。
そして約15分後に撮影したのがこの画像です。
大赤斑が少し小さくなったようだと話には聞いていましたが
こうして撮影して見ると確かに見慣れた大赤斑がやや小ぶり
になったように思います。
この後撮影を続けたところで遂に厚い雲に覆われて、
この日もベランダの主砲C11の出番はありませんでした。
決して万全ではありませんが何とかこの日のチャンスは
活かせたのでないかと思います。
シーズン終盤にかけてもっと安定した天気や好シーイングに
恵まれることを期待しましょう!