小物をポチしたり、様々な小細工を重ねたり、
作って頂いたりして過ごしています。
今回は、
今まで構想だけはあっても機材も技術もなくてなかなか着手出来
なかった部品の工作をタキさんにお願いしました。
(1)アリ溝固定部の欠き込み加工
こんなに汚いアリ溝の加工をお願いしたら、
こんなに綺麗になって戻って来ました。
欠き込みだけではなく白色塗装までして頂きました。
ところが裏をよく確認すれば良かったのですが、
何と欠き込み部分が肉盗みのため空洞になっていました。
メーカーがここまでコストダウンを図っているとは恐れ入りました。
そこで空洞部分に金属用のエポキシパテを充填しました。
乾けば金属並の強度も出るし、色も白くなるので大丈夫でしょう。
出来上がった小物はこれです。
コスモ工房さんに作って頂いたレバー部品を緩めた時に
アリ溝にピッタリ嵌るように加工して頂いたのです。
これでアリガタに嫌な傷がつくこともありませんし、
アリガタをスライドして装着するだけでなく上から被せて
装着することが出来るようになりました。
(2)ASTRO R61-D用アイピースアダプター
こちらは以前、記事にした6センチF20の屈折の接眼部に何とか
アメリカンサイズのアイピースやデジカメを取り付けられるように
kenkoスコープアダプターGを無理やり取り付けていましたが、
どうもネジピッチが少し違うようです。そしたらタキさんから
私も作ったので作りますよ~
とお声を掛けて頂いて、日野金属のH100型と同じ
30.5mm(オス)-36.4mm(メス)アダプターを作って頂きました。
タキさんが心配されていましたが、まさにピッタリ嵌りました!
NSTアダプターと組み合わせれば眼視にもTリング接続にもなります。
実際には細いドローチューブはかなり縮めても合焦します。
これで観望も出来るし、カメラも安心して取り付けることが出来ます。
タキさん、体調が悪い中で本当に有難うございました。
(3)スーパーチビテレ40DX
スリービーチと言えば、昭和40年代の御三家です!
ダウエル、パノップ、スリービーチと言えば怪しさ満点。
どれが三田明か西郷輝彦か舟木一夫かは分かりません(笑)
ネットを徘徊していて遂に無意識に憧れの鏡筒をポチ!
手元に届いた箱の小ささに驚きました。何しろ22.5cm角です。
その中に4センチの鏡筒、鏡筒バンド、ファインダー、天頂プリズム
微動装置、バローレンズ、アイピース2本、カメラアダプターが
びっしりと組み込まれています。
ちょっとレンズに黴が生えていましたが、
そんなものは朝飯前にクリーニングします。
広げてみてもこんな感じに収まります。
鏡筒バンドの位置がアンバランスで笑えますね。
眼視にはこの延長筒を付けるか天頂プリズムを取り付けないと合焦しません。
X-M1を取り付けてみました。
あの小さなカメラがちょっと大きく見えますね。
ついでに手持ちで本日の月をパチリ!
天ガで酷評された機材ですが、どうしてどうして。
日本製の作りの良ささえ感じさせる逸品でした(^^)/
その他の小物についてはまたの機会にご紹介します。