GW初日は好天に恵まれました。
ぴんたんさん、マルさん、まーちゃるさんが前日から
色々相談されていて冬季通行止めが解除されたばかりの
太郎坊に私も出かけて来ました。
皆さん早々に出かけられていて、私が到着した時にはすでに
10台位の星屋さんで一杯でした。近くに止められないので
入口に近い側に陣取り撮影の準備に入ります。
皆さんは南天のさそり座を中心とするカラフル領域を
撮影される方が多いのですが、私はまだ冬物を
撮影できていないのでさそり座は次回の
お楽しみということにしました。
今日はVISACで系外銀河を撮りまくるぞ~!!
ところが用意していったレデューサーにNikonD810Aでは
どうやってもピントが出ませんでした。
純正用はEOS仕様にしてあるのでTリングアダプタから変える必要があるのですが、手持ちのBORGの部品を組み合わせたのでした。
あと1mm位追い込めればピントが出たのに残念でした。
かなり四苦八苦してあれこれ組み合わせを変えましたが
万事休す。結局APS-CのEOS60Dで狙うことにしました。
やはり場数を踏まないとあれこれトラブルが起こるものですね。
この日はどうやってもPHD2のガイドが安定せずに没画像を量産してしまいました。後半に入って、ステラショットがようやく
言うことを聞いてくれるようになりガイドも、調整の仕方が
良く分かりませんがPHD2よりも多少は安定してくれる
ようになったのでいくつか対象を撮って来ました。
話題の彗星も2つ撮りましたよ。
今回はそのうちヘルクレス座の球状星団M13を処理してみました。
地球からの距離は25,100光年、直径が110光年あるという
途方もなく大きな星団です。
2017/4/29 2:10-
VIXEN VC200L+0.71RD(fl=1278mm) Seo-cooled60D
300secX10 30X6 ISO1600 ステライメージ8の自動処理
FlatAideProによる各種処理の上PSCS5で仕上げ 33%縮小
それぞれ12枚以上撮ったのですが、辛うじて使えそうな画像を
拾って処理しました。と言ってもステライメージ8は自動で
コンポジットまでやってくれるので楽ちんです。
それを現在勉強中のぴんたんさんのFlatAideProで
あれこれ練習がてら仕上げてみました。
本当に素晴らしいソフトです。まだまだ十分に使いこなせて
いませんがこれがあると無いでは大違いです。
撤収時にバラしてみたら三脚の極軸の爪にガタがありボルトを
締めても赤道儀が動くことが分かりました。
次回こそ時間を十分に活かしたいと思います。
ご一緒した皆さんとあまりお話が出来なかったのが
ちょっと残念ではありましたが、
それでも久しぶりに満天の星空を満喫し、
朝焼けのなかに輝く明けの明星を眺め、
帰路には鹿たちの見送りを受けながら帰還しました。
BGM:Earl Klugh - Love Jazz Music For Lovers