新月期の今月7日~8日にかけて
富士見高原に出かけて来ました。

前日までは快晴の予報でしたが、7日当日になると関東一円あまり予報が宜しくありません。SNSやLINEではそれでもどこに行くかでかなり盛り上がってました。色々考えあぐねていたら出かけるのが午後9時になってしまいました。
それでもGPVの予報では午前2時前後には晴れるだろうとのお告げです。ならばジャコビニ・チンナー彗星でも写せれば御の字ということで出かけました。

ところが現地に到着すると空は一面の雲に覆われています。
ところどころ星空が見えることが有りますが、北極星は全く雲に覆われていて極軸合わせが出来ません。その上、せっかく作った透明バーティノフマスクと反射には必須のコマコレクターを置いてきてしまいました(^^;

まあこんな天気だから仕方がないと屈折用の0.6Xレデューサーや0.8Xのレデューサーが合焦しないか試してみたり(結局合焦しませんでした)して晴れ間が来るのを待ちます。しかしどうも雲の流れが遅いです。
午前1時を回ってようやく極軸を合わせることが出来ました。しかし空は一向に晴れません。諦めて撤収しようかとも思いましたが、来週の合宿の準備を兼ねて2か月ぶりに出かけて来たので少しでも晴れ間があるところに鏡筒を向けてアラインメントを取りました。
午前3時を回るとオリオン座やおおいぬ座の星が時折顔を覗かせます。
2分ノータッチガイドで何枚も撮りましたが、殆どは雲ばかりのフラットのような画像で、結局処理できそうな画像は3枚だけでした。

New21p_33
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2018/10/8 3:45-
BKP130(D=130mm F5) CanonEOS60D 120secX3 ISO3200 
ステライメージ8にて現像&コンポジット。FlatAidePro、PSCS5にて処理のうえ
33%に縮小の上一部トリミング

短焦点の屈折で南のワシ星雲とのショットも考えましたが、南側は更に雲が多かったので諦めました。
こんな画像ですが、ボウズを免れることが出来て
思い切って出かけた甲斐がありました。

ジャコビニ彗星の日 松任谷由美
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