徒然なる星空めぐり

Yahooブログ閉鎖に伴い引っ越してきました。まだまだ良く分かりませんが気の向くままに星空をご紹介していきますのでどうぞよろしく!

新・本日の話題(天文)

梅雨の合間の木星

今年の梅雨は良く降りますね~。
九州の皆さんは大丈夫でしたでしょうか?
これだけ降ったらそろそろスッキリと晴れて
早く梅雨明けして欲しいですね。

7月に入って折角の新月期ですが、これでは星見も出来ません。
木曜日に久しぶりに雨が上がり、少し期待が出来そうでした。
夜半前は雲が多かったのですが、雲の切れ目から木星が顔を覗かせています。
気流は流れの早い川底を見ているように酷いものです。
それでも久しぶりに大赤斑がこちらを向くので粘ります。

Jupiter20190704

撮れた画像は「見えました!」という証拠写真の域を出ませんが、
なんとかカメラに収めることが出来ました。


近況報告:ストロベリー・ムーンと近頃の木星

GWには、
近所の山で採れたばかりのタケノコを使ってタケノコパーティー!
DSC_0198-1

今月はブルーベリーが採れるようになりましたよ!とお声を掛けて
頂いてどっさりとブル-ベリーが届きました。
DSC_0212-1

まずはそのまま鷲掴みでバクバク頂き、その次はヨーグルトを
かけて頂きました。
DSC_0214-1

持つべきものは良い友ですね~!
hideサン、いつもいつも本当にありがとうございます。
旬の食材を頂くのは本当の贅沢です。来年も宜しくお願いします。


そんなわけでベリーが採れる月の満月を「ストロベリー・ムーン」と
呼ぶのだそうです。丁度17日がその日でしたが、雲が多くて昇り始めに
少し見え、あとは雲が切れると顔を出すといった感じでした。

望遠鏡で撮るほどでもないということで、前にご紹介したジャンクの
コンデジでパチリ!色もちょっとそれっぽくして遊んでみました。
IMG_0008-25

*最近色々な月の名称が登場していますが、どれも天文用語では
ありません。しかしメディアを通じて一般の方が天文に興味を持って
もらえるのはとても良いことです。

相変わらず雲の通過が多い空でしたが、梅雨の合間の晴れ間は得てして
シーイングが良いことも多いということで木星を狙いました。

日曜日は透明度が高いのに飛んでもないシーイングで、ピントも合わせられ
ませんでしたが、今回は気流自体は安定していました。
でも雲が通過するとまったく画像が見えなくなるし、見えていても薄雲が
全面を通過してコントラストの低い状態でした。
シャッター速度を落としてゲインをあげて撮影しました。

20190617Jupiter


今シーズンの木星はGRS(大赤斑)の周りで大きな変化が起こっており
目が離せません。このGRSが正面に来るまで粘りました。

Jup_001303_conv_67

しかし残念ながらその前に全面曇ってしまいました。
梅雨の合間の晴天はシーイングが良いことも多いので
晴れたらこれからも狙ってみようと思います、

梅雨入り直前のゲリラ遠征決行!

関東地方も本日遂に梅雨入り宣言が出ました。
今週末の遠征を楽しみにしていましたが、
GPVの予報を見てもやはり天気は期待できません。

そんな訳で5日(水)に仕事からの帰宅後すぐに遠征を強行しました。
場所はいつもの富士山麓周辺です。
GPVでは薄雲はあるものの午後9時~翌午前2時位まで晴れ予報です。
午後8時に家を出てノンストップで1時間半。9時半には現地到着です。

空は一面の雲でしたが晴れてくるのはこれからと思い設営を始めました。
1時間弱で設定を終えてさて極軸設定をしようと思っても北極星が
見えません。仕方がないので全天一面の雲を撮影して
フラットを作成することにしました。
その後一瞬見えた北極星でPoleMasterを素早く起動し極軸設定しました。
所々にに薄雲を通して星が見えますが何が何やら分かりません。

到着から2時間を経過し、頭を下にした大熊座の辺りが見えたので、
ミザールを導入し急いでピント合わせとアラインメントを実施しました。
*ミザールにしたのは取り合えす星が2つ写るから
間違いないという単純な理由です(^^;
これで星さえ見えればすぐに導入して撮影にかかれるはずです。

今日の目標はケフェウス座のIC1396です。
相変わらず雲で何も見えない空に鏡筒を向けて撮影を開始しました。
勿論写るのはご覧の通り(↓)雲ばかり、フラットの量産体制です。
IC1396

最初の4枚がミザールによる導入とアラインメント
その後延々とフラットの撮影です。

流石に今日はこれまでと諦めかけた午前1時半頃に少しだけ雲が薄くなり
星が見え始めました。フラット撮影を開始して29枚目(6日の19枚目)に
ガーネットスターが確認できました。
構図の微調整をやっている暇はありません。
IC1396が無事に入っているのが分かりましたので撮影続行です。
しかし20枚目からはまた雲だけの状態になりました。
それでも雲の切れ目があるかも知れないと撮影を続行しました。

家に帰ってから確認したら44枚中2枚はクリア、4枚は薄雲の影響は
あるものの何とか画像処理に使えそうな6枚の画像が得られました。


IC1396-6_original_final25
                                 *画像をクリックすると別画面が立ち上がります。
          更にクリックすると元画像が表示されます。

2019/6/6 1:30AM~
Target:ケフェウス座IC1396
Place:富士河口湖町
Telescope:Takahashi FSQ106ED+ReducerQE0.73
     (D=106mm fl=385mm F3.6)
Mount:Vixen SXP equatrial Mount
Guide Scope:60mm F4+QHY5LⅡ-M
Camera:Nikon D810A No Filter
Exposure Time:180secX6 ISO1600

今回の遠征はステラショット様様!!
たった18分間だけでしたが、狙った対象が撮れて
辛抱強く粘った甲斐がありました!


THIS TIME- EARL KLUGH


6月4日の木星

西から天気が下り坂とのことでしたので、
休む前にちょくちょく空を見上げていました。
雲の切れ目から南中を過ぎたばかりの木星が
見え隠れしていたのでちょっと無理して鏡筒を向けました。
Jupiter190604

薄雲の通過で長時間の露出は出来ないので1ショット60秒とし
出来るだけ雲の通過の少ない時間を狙って撮りました。
大赤斑が西に沈みつつあるので左側の複雑な活動域は良く見えません。
これからは梅雨の間の晴れ間の好シーイングを狙いたいですね。


26日早朝の木星と今シーズン初土星

ちょっと古新聞になってしまい恐縮ですが、26日(日)
早朝の木星です。上空の気流は前日よりは安定しているのですが、
絶えず薄雲が通過しているためか画像が小刻みに揺れています。
西に傾いた2枚目の、午前2時過ぎの方が比較的細部が分かる
写りなのは皮肉ですね。

Jupiter190526

今シーズンは南中高度が低いのでどうしてもシーイングの
影響を大きく受けてしまいますが、こんな写りを繰り返して
いると望遠鏡の精度が悪いのか、光軸などの調整不足なのか、
はたまた画像処理の仕方が悪いのかと色々考えてしまいます。

しばらくすると自宅マンションの南棟の屋根の上にポツンと
星が見えました。我が家からは1等星は弱弱しい光に見えますが、
どうやら土星のようです。


Saturn190526

ちょっと輪郭がぼやけていますが、昨年より若干環の開き加減が
小さくなったシーズン初土星です。お帰り!と言った感じですかね。

5月25日早朝の木星

5日ぶりにGRS(大赤斑)が正面に回ってくる絶好の
タイミングでしたが、上空の気流の状態がどうも落ち着きません。
もう少し早い時間には気流が落ち着くタイミングもあったようですが、
我が家からは見られません。
木星が西に傾くまで沢山撮影したうち4枚を処理しました。

jupiter20190524(alpo)

画像の2段クリックでアップした画像のオリジナルサイズで見られます。
しかしそこまでの拡大に耐えられる画像ではないのが残念です(^^;

5月20日早朝の木星

GPVの予報は曇りでしたが、ちょうど話題になっている
大赤斑(GRS)が正面を向くので、夜更かしをして
その時を待ちました。

190520Jupiter
*クリックすると画像が別画面で拡大します。

最初の頃は雲が切れると比較的シーイングが良かったのですが
時間の経過とともにどんどん悪化してしまいました。
粘って粘って、まるで目玉に隈取りをしたような大赤斑を
ようやく写すことが出来ました。シーイングが悪いのが残念!


Gustav Holst - Jupiter

5月17日の木星

yahooブログからの移転が手こずってようやく初めての投稿です。

遠征しても画像を載せるのを躊躇していました。
これからおいおい記事を書くことにして、今回は
17日の早朝に撮った木星画像です。

Jupiter20170516

GRS(大赤斑)が丁度東(右)から顔を出し始めました。
我が家でもようやく薄明前に撮影出来るようになってきました。
木星シーズンは後半戦ですが、我が家はこれからがシーズンインです。
今シーズンの模様の変化をしばし楽しんでいきたいと思います。

17日の遠征強行結果と18日の惑星たち

前の記事で17日しか晴れそうにないと書きましたが、
GPVの予報では直前までこの日しかないとのお告げ!
ところが17日は出勤日です。
メッセンジャーのグループはこの日の遠征話で持ちきりでした。
出来れば南福島方面まで遠征したかったのですが、
帰宅後3時間半かけたら着くのが真夜中になってしまいます。

17日の遠征強行結果

曇る予報は早くなるけど、2時間以内で行かれる富士五湖方面に
友人と出かけることにしました。午後8時に出発し、
月と木星が連れだっれ沈んでいくのを車窓から眺めながら
一路富士河口湖町に向かいます。

ところが現地に着くとあれだけ晴れていた空が一面の雲に覆われています。しばらく天気の回復を待ちましたがどうも晴れそうにありません。仕方がないので戻る経路で都留まで行くことにしました。
都留の方がまだ空が見えますが、とても赤道儀を設置できる状況ではありません。
こんな感じ↓
678258c2.jpg

午前0時半を回るとスバルが雲間から昇って来ました。

baea6b49.jpg

気温が12~3℃しかなく、長そでの上にパーカーを羽織って秋の遠征気分です。

GPVでは午前1時を回ったらすっかり曇りの予報でしたから、
今日は夏の避暑が出来て良かったね!と思うことにします。

ところが1時半を回ったらだんだん雲が切れてくるではありませんか!急いでポタ赤を設置して、取り敢えず遠征に来た証拠だけでも撮りましょう!

白鳥座付近の天の川と散光星雲
68b1f7d4.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
2018/8/18 1:28-
Tamron28-75 28mmf2.8  Nikon810A 60secX12 ISO1600
ポタ赤の角度調整が上手く行かず、薄雲の通過もあって輝星が滲んでいます。
狙った構図が取れませんでしたが取り合えす遠征の証拠写真をGETしました。


北アメリカ星雲

676719c2.jpg

             クリックすると大きくなります(↑)
2018/8/18 2:48-
SIGMA 135mmArt f1.8→f2.8 60secX4 ISO1600

ろそろ撤収しようと思い、そういえばSIGMA135mmを試していないなぁと言うことで4枚だけ撮ってコンポジットしました。

たった4枚を撮るだけでも薄雲の通過の影響がとても大きいです。
北アメリカ星雲が入っていることだけを確認して撮りました。
対象が右に偏り構図はボロボロです(^^;

3か月ぶりの遠征でした。
ご覧のように成果は乏しいけれど、久しぶりに高原の涼しい
空気を満喫し、天の川を拝めただけでも良しとしましょう。



翌18日の惑星三昧

GPV予報は相変わらずですが、惑星なら雲間を狙うことが出来ます。木星は完全にシーズン終盤に突入です。
平日の帰宅時間では間に合いません。
cc661000.jpg

シーイングが悪く折角大赤斑(GRS)が正面に見えて居るのに、解像度が上がりません。次の週末にまたリベンジしましょう!

お次はだいぶ暗くなった土星です。
4c8300dd.jpg

こちらも切れの悪い画像です。太陽が左側から当たっているので環の上に土星本体の影が落ちています。場所によってはシーイングが良かったとの話も聞きますが、当地世田谷では寒気の流入と薄雲の影響で結局不満足の画像となりました。

最後は夜半前に南中するようになった火星です。
先月末に最接近を迎え、すっかり巷の話題も落ち着いてしまいましたが、我が家ではこれからがシーズン本番です。
9月末位まではダストストームが晴れるのを追いかけるつもりです。
5c618653.jpg

こちらも酷いシーイングでしたが、時折落ち着く時もあり、上の画像はその中でも一番落ち着いた状態で撮影したものです。
明らかにダストストームが薄くなり始めました。
大好きな太陽湖が正面に向いています。Amazonで2inchの安いIRフィルターを入手したので撮ってみましたがかなり使えそうな感触を得ました。
こんな感じで全周が撮れれば今シーズンの火星としてまとめることが出来そうです。

スッキリとした晴れではありませんでしたが、この週末は天文三昧を堪能できただけでも良しとしましょう!

BGM:Earl Klugh - Living Inside Your Love
(音楽の再生は中央の▶をクリック!)


13-14日の火星


折角の新月期の盆休みなのに全く晴れませんね~

昨日は昼過ぎから急に空が暗くなり、突然大砲に打たれたような雷が鳴って、激しい集中豪雨に見舞われました。当地では大雨洪水雷警報が発令され外に出るのも憚られる状況になりました。

c56b8eb5.jpg


GPVを見ても関東周辺は17日に辛うじて晴れ間が見えそうですが、出勤日と重なってしまいました(><)
まあ予報はあまりあてにならないので、どこかで晴れないか情報収集に努めましょう。

豪雨の後は少し涼しくなって、久しぶりにエアコンが不要な位の気温になりました。時折ベランダから星が見えないかと空を見上げると夜半になって、雲が薄くなりました。火星は強烈に明るいので薄雲があってもそれを通して赤い光を放っています。
まあ撮れる時に撮っておこうと火星に望遠鏡を向けました。
あれだけの豪雨を降らせた大気ですから、シーイングはボロボロです。ピントの山も掴めないし、撮影中の火星は大きさが変化している感じです。
太陽湖の端に「ダエダリアの暗斑」が出現しているらしいので狙ってみました。
05c21500.jpg

クリックすると拡大します(↑)
コントラストが低くてあまり良く分かりませんが、画面中央より左側にその暗斑が認められます。これがダストストームが晴れる魁になると良いのですが・・・・。
まああんな集中豪雨の後で、晴れて火星が撮れただけでも良しとしましょう!
「ダエダリアの暗班」「ダエダリアの暗班」「ダエダリアの暗班」「ダエダリアの暗班」「ダエダリアの暗班」


Author

シュミット

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