先日のガリバー遠征の画像処理がようやく終わりました。
今回はそのうちの2つをご紹介します。
Jpegで撮ってしまったのでガッカリでしたが気を取り直して
(意味のあることなのかよく分かりませんが・・・)
PSCS5で16Bitに変換し色彩強調を行なって色を出しました。

M81(ボーデの銀河)
 
d4347856.jpg

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観測データ
種別 渦巻銀河 Sb型
赤経 (RA, α) 9 h 55.6 m (J2000.0) 赤緯 (Dec, δ) +69° 4' (J2000.0)
距離 1200万光年   視等級 +6.9   視直径 21' x 10'
 
M81はおよそ2500億個の星を含み、銀河系より
やや小規模であると考えられています。
腕がらせん状に渦巻いている様子を何とか写すことが出来ました。
 
シュミカセではニュートンと違いスパイダーがないので輝星に十字が
出なくてどうじてもボテッっとした感じになってしまいますね。
画像は画角の80%程度をトリミングしています。
 
 
M101(回転花火銀河)
 
5fd1900c.jpg

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観測データ
種別 渦巻銀河
赤経 (RA, α) 14h03.2m (J2000.0)  赤緯 (Dec, δ) +54° 21' (J2000.0)
距離 2700万 光年  視等級 7.7  視直径 27'x26'
 
こちらは昨年超新星出現で話題となった回転花火銀河です。
超新星がどうなっているのか興味があったので撮影しました。
出現時よりかなり暗くなった感じですが、
サファイアブルーの超新星を確認することが出来ました。
こちらも画角の80%程度にトリミングしています。
なお撮影はC8、CanonEOS_KissX2で
M81,M101ともISO1600、10分露出4枚です。
 
 
C8のようなシュミカセで系外銀河を鮮明に写すには
ガイド精度に加え各部の調整が更に必要なようです。

しかし試してみないと分からない問題点も掴めたので
その意味でも貴重な遠征になりました。