ちょっと色々ありまして、なかなかブログの時間が取れません。
天文記事も書く時間が取れなかったので少しまとめてアップします。

 
4月2日の月
 
もう1週間以上たってしまいましたが、先の暴風雨の前日に
ベランダに出してある鏡筒を仕舞うついでに撮影しました。
久しぶりに12センチのアクロ屈折の一枚撮りです。

 
73be2387.jpg

クリックすると大きくなります(↑)
 
2012/4/2 22:38 Kenko SE120L CanonEOS_KissX5
Prime Focus  Tv:1/200sec ISO100

 
4月9日の火星
 
昨夜はぽかぽか陽気の1日でした。
気流が改善しているのではないかと期待して久しぶりに火星を見ましたが
鏡筒が壊れてしまったのではないかと思えるほど酷いシーイングでした。
f1a21027.jpg

 
もう少し早い時間ならアキダリアをはじめ模様が見える位相ですが、
この時間はもともと模様の少ない位相なので、
色々粘ってみましたがただのオレンジにしか見えません。
 
 

 
4月9日~10日の土星
 
夜半に近づくにつれて多少気流は改善傾向ですが、火星は西に傾き
ますます条件が悪くなって来たので土星に切り替えました。
 
まずはC8による土星です。
6613e2f1.jpg

合成焦点距離5000mmではこの程度の大きさに見えます。
だいぶ環が開いて土星らしい姿になりました。
この大きさであれば気流の悪さをあまり感じないようです。
何とかカッシーニの空隙も分かりますし、衝を迎えて環が
明るく輝くハイリゲインシャイン現象を捉えることが出来ました。
 
 

続いて日付が変わって
10日のC11による土星です。
2e5908b4.jpg


合成焦点距離は7000mmでC8の1.4倍です。
当然画像は大きくなりますが解像度は一向に上がりません。
もう少しシーイングが改善しないとC11の実力を発揮することが出来ません。
光軸ももっと追い込む必要がありそうですが、それすら
このシーイングでは恒星が肥大して難しそうです。
 

早く太平洋高気圧に覆われて安定した
シーイングを取り戻して欲しいものです。
 
BGM:Elvis Costello 'She'