師走です。
早いもので今年もあと一月を切りました。
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3日に衝を迎えた木星が夜になると同時に東の空で明るく輝いています。
本来なら観測に最も適した時期なのですが、現在上空には激しい寒気流
があり絶えず川の底を覗くような状況となっています。
その他の惑星はほとんどすべて朝の空に集合しています。
12日には夜明け前の東の空で金星、細い月、水星が視野7°に収まって
その上方には黄色い土星が輝きます。
 
今月は中旬の新月期にふたご座流星群が極大を向かえます。
月の光に邪魔されずに流れ星が見られるチャンスです。
しっかりと防寒対策をして流れる星を数えるのも楽しいでしょう。
 
これらの天文現象を楽しく(英語で)解説したビデオを見つけました。
 

それでは主な12月の天文現象をご紹介します。
 
 3日 木星がおうし座で衝(光度-2.8等、視直径48.4")
     右側で輝く星はおうし座の1等星アルデバランです。
 
 5日 水星が西方最大離角:日の出30分前には東の空で高度10°
   となります。金星の左下を探して見ましょう。
 
 7日 下弦
 
10日 小惑星ベスタが衝
 
11~12日 月、金星、水星の接近 
    http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2012/201212/1212/index-j.shtml
 
13日 新月
 
13日~14日 ふたご座流星群が極大
    http://www.astroarts.co.jp/special/2012geminids/index-j.shtml
 
20日 上弦
 
22日 こぐま座流星群が極大
 
25日 月と木星が接近
 
28日 満月
天気がいまひとつ優れませんが、暖かい恰好をして
今月も夜空のショーを楽しみましょう!