前の記事でタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)をご紹介しましたが、ずっと撮っているつもりになっていて時間を大幅に無駄にしてしまいました。

今回は短焦点の鏡筒なので面積のある対象を狙いたいのですが、あいにく南はフェンスが邪魔でさそり座が狙えません。そこでだいぶ西に傾いてしまったおとめ座銀河団を目一杯入れてみました。
もちろん中心は銀河がチェーン状に連なっているマルカリアンチェーンです。
若干眠い空だったのでコントラストの低い元画像でしたが、ぴんたんさんのFlatAideProの力を借りてこちらも処理してみました。
どうしてもフラットが合わなかった外周部を少しトリミングしています。

63fc8989.jpg

クリックすると拡大します(↑)
2017/3/25 2:50(JST)~
FS60CB+C0.72RD (FL=255mm f:4.25) NikonD810A 
Tv:300secX6 ISO1600
ステライメージ8による自動処理の上、PhotoshopCS5で仕上げ 1/3縮小

APS-Cのカメラに換算すると160mm程度になる視野には数え切れないほどの銀河が写りました。
参考までに比較的大きな銀河にステラナビゲーター8の画像マッピング機能を使ってM(メシエ番号)とNGC番号を入れてみました。
4b648bcf.jpg

ここに書かれている銀河以外にも、もっともっと銀河が写りこんでいますので探してください!

BGM:吉俣良 - 空から降る一億の星 OST