待っていない方も、お待たせしました(*^^)v
 
25日の日曜日に撮影した月の画像がようやく出来ました。
今回はC9を使って直焦撮影をしてみました。
C9は焦点距離が2350mm(F10)ありますので、どうやっても
そのままでは1枚に収まりません。そこでこんな風に撮影してみました。
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こんな風に全体が入るように4枚に分けて撮影して、
Photoshopのフォトマージ機能を使って1枚にしました。
 
 
それがこちらです。クリックしてご覧下さい。
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月がすぐ目の前まで迫って来ましたでしょうか!?

 
月面の名所案内     画像はクリックすると拡大します。
 
この月齢ではいろいろな月の名所が見られます。南(上)側から順番にご紹介しましょう。
 
(1)ティコと湿りの海のガッサンディ
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左上の白く輝くクレーターがティコ(直径85km)です。
1億年前に衝突で出来た極めて新しいクレーターで、放射状に伸びる光条は2000kmにも及ぶ
と言われています。右下のやや暗い海の部分にあるクレーターがガッサンディ(110km)です。
内部に複雑な谷や中央丘群が見られます。

(2)コペルニクスとケプラー
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中央にある形の整ったクレーターがコペルニクス(97km)です。
こちらも10億年前に出来た比較的新しいクレーターです。
月に立って横から見ると富士山のような形に見えるのでしょう。
すぐ下にはカルパチア山脈の山々が見えています。
コペルニクスの右側にある、小さいけれど深さのあるクレーターがケプラー(32km)です。
このケプラーにもイチゴのへたのような光条がみられるので比較的新しいクレーターとされています。

(3)虹の入り江とプラトー
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このブログでも何度もご紹介している、中央の雨の海に面した月面の名所中の名所です。
画面右側の湾のようになっている部分が虹の入り江です。太陽光線の当たり方によっては
湾に打ち寄せる波のような模様が見えます。
その左側の平らなクレーターがプラトー(101km)です。シーイングが良ければ中に小クレーターが
5つほど確認できますが、今回は辛うじて1つか2つ見える程度です。
 
このあと更に強拡大の撮影をしましたが処理はまだ出来ておりません。
シーイングが悪く、写りも良くなかったので気が向いたら記事にしますね。
ともかくずっと天気が悪かったので今回はたっぷりお月見を楽しみました。
 
皆様もご一緒に月面探索をして見ませんか!?

BGM:Catherine By Earl Klugh